妊娠中の「見えないゆらぎ」をいっしょに学ぶ。Mint⁺ Meetingイベントレポート

「気合いで乗り切る」はもう古い。産婦人科医×助産師が語る、妊娠中の“本当のからだ”

続いて、産婦人科医の長谷川先生と助産師の坂田先生によるトークセッションへ。

長崎大学病院 産婦人科 病院教授で産婦人科医の長谷川ゆり先生(右)と、すみれ出張専門助産院 代表で助産師の坂田陽子先生(左)のトークセッション

長谷川先生は、つわり・貧血・便秘という妊娠期の代表的な3つの症状を挙げ、「つわりは13週ごろまで続くことが多く、ひどい場合は妊娠悪阻という病名がつくほど。気持ちの問題でも根性でもありません」ときっぱり。「妊娠中は血液量が増えて多くの方が貧血になりやすく、腸の動きが鈍るために便秘も起こりやすい」と、しくみから丁寧に解説しました。

「パートナーに理解されにくい不調」については、長谷川先生は腰痛とお腹の張りを挙げました。「妊娠するとリラキシンというホルモンが出て、靭帯がゆるみます。これは産道を柔らかくするためですが、姿勢を保ちにくくなり腰痛が起こりやすくなります。痛みを伴うお腹の張りは、必ず受診してほしいサインです」とコメント。

一方、坂田先生は「目に見えないだるさ・眠気と、心の不調」と語りました。「妊娠中、寝ても寝ても眠いから横になっていると、パートナーから『また寝てるの?』と悪気なく言われて傷ついた、という声をよく聞きます。ホルモンの影響で気分の波も出やすい時期。"察する"は難しいので、パートナーから声をかけてあげてほしいですし、ご本人からも『こうしてほしい』と言葉にしてほしい」と、双方向のコミュニケーションを呼びかけました。

学びを“自分ごと”に変える「Hug Letter」

講演のあとは、聞いた話を自分の言葉に置きなおす「Hug Letter」の時間。各テーブルに置かれたレターには「今日新しく知ったこと」「印象に残ったこと」「これから気をつけたいこと、大切にしていきたいこと」を書き込む欄が並びます。聞いて終わりではなく、自分のなかに落とし込んでみる。Hug Letterは、その小さな一歩を後押ししてくれました。

真剣な様子でHug Letterを記入する参加者たち

配信元: マイナビ子育て

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