匿名だから、言えた。聞けた。リアルな声が交差した「ほんねトーク」
続く「ほんねトーク」は、参加者がスマートフォンで匿名コメントを投稿し、それに先生方が答えていくスタイル。会場からは、普段聞きにくいリアルな声が次々と寄せられました。

会場の質問に丁寧に応える長谷川先生
「産婦人科や助産師外来に、もっと早く相談してほしいことは?」という問いに、坂田先生は「実家が遠い、不安が大きい、パートナーと意見が食い違う、そんな時は“限界”を感じるもっと前に相談してほしい」と回答。長谷川先生も「胎動が少ないかも、と感じたら、迷わず連絡してください。『何でもなくてよかったね』で帰れるなら、それが一番です」と、迷わず病院を頼ってほしいと語りかけました。
産後ケアの利用については「育児が順調でも、ぜひ利用を」と両先生が同意見。長谷川先生は、「気づかない疲れはどんな方にもあります。使えるものは全部使うつもりで」と話します。
立ち会い出産については、「そばで気持ちのサポートを。喉が乾いていそうならお水を、唇が乾いていたらリップを出す。ママにとっては、そんな先回りの気遣いがうれしいと思います」と坂田先生。一方で「立ち会いはお互い無理をしないで。スマホをずっといじっているのはNGです」とユーモアを交えた本音も。
このほか、無痛分娩のメリット・デメリット、軽い不調の周囲への伝え方など、普段聞きづらいテーマにも、両先生は率直な言葉で応えていました。
「支える」でも「任せる」でもなく、「いっしょに歩む」へ

産後のサポート体制について語る坂田先生
最後に長谷川先生は、「産婦人科は、妊娠・出産だけでなく、女性のライフステージ全部をサポートする場所です。寄り添ってくれる先生も増えていますから、ぜひ相談してほしい」と語りました。
坂田先生からは、「一番伝えたいのは、産後のサポート体制を妊娠中から整えておくこと。産後3ヶ月は“記憶がない”と言う方も多いほどです。妊娠中のうちに、頼れる先をリストアップし、登録・予約まで済ませておいてほしい。生まれたばかりの赤ちゃんは、本当に小さくて尊い存在。サポートを受け取りながら、“かわいい”を味わってほしい」と応援のメッセージを伝えました。
「支える」でも「任せる」でもなく、「いっしょに歩む」。その選択を、あらためて見つめなおす時間となりました。
(マイナビ子育て編集部)
