母から返ってきた予想外の答え
家に着くと、私は真っ先にトイレへ向かいました。すると、学校で見たときよりも黒いシミが広がっているように見えたのです。
「どうしよう……」
急に不安が大きくなり、私は慌てて母のもとへ向かいました。
「お母さん、ちょっと見て」
すると母は、下着を見るなりあっさりと言いました。
「あー、生理がきたのね」
私は思わず拍子抜けしてしまいました。もっと深刻なことだと思っていたのに、母は驚く様子もなく、ごく普通の口調で答えたからです。
「え? これが?」
そう聞き返す私に、母はナプキンの使い方や交換のタイミングを教えてくれました。そして、「最初はびっくりするよね」と笑ったのです。その言葉を聞いて、私はようやく安心することができました。
学校で生理について説明を受けていたにもかかわらず、私は自分の身に起きたことをすぐには結び付けることができませんでした。「こういうものだろう」という思い込みがあったため、実際との違いに戸惑ってしまったのです。
それでも、不安な私に母が落ち着いて対応してくれたおかげで、必要以上に怖がらずに済みました。体の変化について知識を持つことはもちろんですが、わからないことを気軽に相談できる相手がいることも大切なのだと実感した出来事です。
著者:松茉莉花/40代女性・栄養士資格保持。趣味は執筆とお菓子作り。執筆を続けながら、小さなカフェとお菓子のオンライン販売をするのが目標。
イラスト:sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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