大動脈解離発症のリスクを上げやすい食べ物・飲み物
生活習慣病を悪化させる食生活は大動脈解離発症リスクを高めます。ここでは特に注意したい3つの例を紹介します。
塩分の多い食品
過剰な塩分摂取は血圧を上昇させ、大動脈にかかる負荷を増大させます。特にラーメンや漬物、加工肉類(ハム・ソーセージなど)は日常的に摂りすぎやすく、知らずに塩分を多くとってしまう代表的な食品です。
飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を多く含む食品
これらの脂質は悪玉コレステロール(LDL)を増加させ、動脈硬化を進行させる原因になります。代表的な食品には、ポテトチップスやフライドチキン、バターやマーガリンを多用した洋菓子などがあります。
アルコールの過剰摂取
飲酒は一時的に血圧を下げるように見えて実は交感神経を刺激して血圧上昇を招きます。そのため、ビール・焼酎・ワインなどのアルコール摂取は適量を守ることが重要です。
「大動脈解離の予防」についてよくある質問
ここまで大動脈解離の予防について紹介しました。ここでは「大動脈解離の予防」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
大動脈解離を予防するためにはどんな運動が有効ですか?
藤井 弘敦 医師
過度な筋トレやいきみを伴う激しい運動は、血圧を急激に上昇させてしまう可能性があるため、大動脈解離のリスクがある方には適しません。予防に有効なのは、ウォーキングや軽いジョギング、サイクリング、水泳などの有酸素運動です。1回20〜30分程度、週に3〜5回を目安に、無理のない範囲で継続することが重要です。運動を始める前にはかかりつけ医と相談し、自身の体調や疾患リスクに応じた運動を取り入れるようにしてください。
大動脈解離を発症しやすい人の特徴を教えてください。
藤井 弘敦 医師
大動脈解離は、高血圧や動脈硬化のある方、喫煙習慣がある方、遺伝性の結合組織疾患(マルファン症候群など)を持つ方、そして70歳以上の方に多くみられます。また、急激な血圧変動も発症の引き金になるため、血圧が不安定な方や、寒暖差の大きい生活環境にある方も注意が必要です。ご家族に大動脈疾患の既往がある場合には、一度かかりつけ医師または循環器専門医に相談することをおすすめします。

