夏休みのある日のことです。家族でバーベキューをしたあと、花火やスイカ割りを楽しむことになりました。ところが、楽しい夜になるはずだった計画は、思わぬ方向へ進んでしまいました。長男を大泣きさせ、妻まで怒らせることになってしまったのです。
家族みんなで楽しむはずだった夏の夜
その日、小学生の長男と次男は朝から大はしゃぎでした。
「夜は花火もしたい!」
「スイカ割りもやりたい!」
子どもたちのリクエストを聞きながら、僕は張り切って買い出しへ向かいました。
夕方から始まったバーベキューは大盛り上がり。お腹いっぱいになったところで、いよいよ子どもたちが楽しみにしていたスイカ割りの時間になりました。
ところが、子どもたちは本物のスイカでスイカ割りをしたことがありません。そこで僕が「まずはお手本を見せてあげるよ」と名乗り出たのです。
張り切った結果、まさかの事態に…
目隠しをして棒を持つと、子どもたちは大興奮。「右!」「もう少し前!」「そこそこ!」と、楽しそうな声が飛び交っていました。
そして最後に妻が、「その辺じゃない?」と声をかけました。
僕は「ここで決めれば父親としてかっこいいところを見せられる!」と思い、思いきり棒を振り下ろしました。
バシッ!
目隠しを外した僕は、自分でも驚きました。なんと、一発でスイカが真っ二つになっていたのです。
ところが次の瞬間、空気が一変しました。
「うわあああん!」
長男が突然、大泣きし始めたのです。

