サッカーのW杯の決勝トーナメント1回戦(29日=日本時間30日、米テキサス州ヒューストン)でブラジルに1-2で逆転負けした日本代表の森保一監督(57)、選手、スタッフらが2日、ヒューストンのジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港発の航空機で3便に分かれて帰国した。帰国した森保監督と日本サッカー協会の宮本恒靖会長と山本昌邦技術委員長は同日夕に東京都内で大会総括会見を行った。
記者会見での韓国メディアとのやり取り
総括会見の質疑応答では、海外メディアからの質問も飛び交った。その中で、韓国の放送局「チャンネルA」の記者から、今大会のグループリーグで敗退し、韓国国内で「過去最悪の成績だった」と激しい非難を浴びている韓国代表について質問が飛んだ 。記者は、日本代表の活躍や監督のリーダーシップを受け、韓国国内でも「日本の育成やサッカーのシステムを見習うべきだ」という声が上がっているとし、韓国代表の現状への評価と改善へのアドバイスを求めた 。
これに対し、森保監督は「韓国の状況を全て知っているかと言われれば、ほとんど知らないところはあるので、軽々しくコメントできることは少ない」と前置きしつつ、同じく代表チームを率いる指揮官としての立場から、ホン・ミョンボ監督を擁護する姿勢を明確に示した 。
友人として、指揮官としてのリスペクト
森保監督は、ホン・ミョンボ監督とはE-1選手権で対戦した経験があり、ライバルとしてだけでなく、友人としてプライベートでも言葉を交わす間柄であることを明かした 。その上で、韓国代表の戦いぶりについて「過去最悪ってことはないかなと思います」と世間の厳しい評価をやんわりと否定した 。
「本当に国のために身を粉にして頑張っておられると思います」と、重圧の中で戦う指揮官に寄り添う理解を示し、グループリーグ突破は叶わなかったものの、「世界の強豪の中で1勝はしっかりと取れている」と評価した。各組3位の上位8チームが決勝Tに進出するという新レギュレーションで「第3戦で難しい舵取りをしなければいけない中、思ったような結果は出なかったのかなと思いますが、結果を出すための努力は最大限にしていると思います」と、そのプロセスを称えた 。

