豆腐のマグネシウム量は?メディカルドック監修管理栄養士が栄養素・健康効果・保存方法について解説します。

監修管理栄養士:
堀越 千聡(管理栄養士)
病院で委託栄養士として調理業務を担当。その後管理栄養士の資格を取得後身体障害者支援施設で、多職種と連携しながら食事介助やミールラウンドを通じて、利用者の食事状況を観察し、直接的にフィードバッグを得ることで、利用者一人ひとりに合わせた食事を提供し、より適切な栄養管理を行っています。
豆腐とは?

豆腐は中国を発祥とし、仏教とともに日本に伝えられたとされています。食文化を含む様々な文化や技術が伝えられた奈良時代に渡来したと推定されており、当初は貴族や僧侶などの限られた階級の食べ物でした。一般の庶民にまで身近な食材として広く普及したのは、江戸時代に入ってからといわれています。
豆腐は、大豆を原料とした植物性食品であり、良質なたんぱく質をはじめ、マグネシウムやカルシウム、カリウムなどのミネラルを含むことが特徴です。特に製造時に使用される凝固剤(にがりなど)の影響により、マグネシウムを摂取できる食品としても知られています。現在、広く親しまれている豆腐には主に「木綿豆腐」と「絹ごし豆腐」があり、それぞれ食感や栄養成分に違いがあります。木綿豆腐は、豆乳を凝固させた後に水分を絞って作られるため、しっかりとした食感が特徴です。水分を抜くことで大豆の成分が凝縮されるため、たんぱく質やカルシウム、鉄などを比較的多く含む傾向があります。一方、絹ごし豆腐は、容器の中で豆乳をそのまま固めて作られるため、なめらかでやわらかな食感が特徴です。水分を保持したまま製造されることから、水溶性のカリウムやビタミンB群などが比較的残りやすいとされています。
マグネシウムとは?

マグネシウムは、人体の構成に必須なミネラルの一種です。成人の体内には、約25gのマグネシウムが存在し、その50〜60%は骨や歯に含まれ、残りの大半は軟組織に存在し、血清中は1%未満です。300種類以上の酵素を活性化する働きがあり、筋肉の収縮や神経情報の伝達、体温・血圧の調整にも関与しています。
マグネシウムの一日の摂取量
日本人の食事摂取基準(2025年版)では、1日当たりのマグネシウムの推奨量を成人男性で330mgから380mg、成人女性で270mgから290mgの間にそれぞれ年齢階級別に設定しています。マグネシウムは穀類、豆類、種実類、野菜類、藻類などの植物性食品に広く含まれています。
マグネシウムの効果は?
マグネシウムは骨や歯の形成に関わるほか、筋肉の収縮や神経伝達、エネルギー代謝などに関与するミネラルです。日々の食事から適切に摂取することが大切な栄養素のひとつです。

