筆者が娘の優しさに思わず笑ってしまったエピソードをご紹介します。
子どもの成長を感じる瞬間は、普段の何気ないやり取りの中にあるのかもしれません。
怪しい空模様
年中の息子と小2の娘を連れて出かけた帰り道のことです。空はどんより曇っていて、今にも雨が降り出しそうでした。
(早く帰ろう)
そう思いながらスーパーの前を通ると、息子が突然「チョコパン買いたい!」と言い出したのです。
私は「雨が降りそうだから、今日は帰ろう」と伝えましたが、息子はどうしても納得できない様子。
そこで、いったん子どもたちを家まで連れて帰り、私だけ自転車で買いに行くことにしたのです。
「チョコパンね。ついでにバナナと牛乳も買ってこようかな」
そうつぶやきながら帰宅しました。
バタバタの玄関先で
家に着くと、娘が玄関で私を見送りながら「ママ、気をつけてね」と声をかけてくれました。
私は急ぎながら、
「弟くんに手を洗わせてね」
「できたら先にシャワー浴びてて」
「おやつは机の上にあるから」
と、一気に伝えます。
すると「ちょっと待って。メモするから」と言って、紙を取りに行きました。
(え? わざわざ……?)
確かに早口で話してしまいましたが、そこまでしなくても覚えられる内容だと思ったからです。
それに空模様も気になります。
(雨が降る前に行かなきゃ)
そんな気持ちで、書き終わるのを待っていました。

