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「かわいくなりたい」子どもの気持ちを“エサ”に…コンプレックスで儲ける社会。『14歳で整形した私』の作者が警鐘<漫画>

「かわいくなりたい」子どもの気持ちを“エサ”に…コンプレックスで儲ける社会。『14歳で整形した私』の作者が警鐘<漫画>

「ルッキズム」という言葉が問題提起として広まって久しいが、実際には外見至上主義が加速しており、若年層の整形に対する関心は高まっている。とはいえ、美を追求すること自体は「自己研磨」と言い換えることもでき、決して悪いことではない。

 ただ、5月20日にリリースされた漫画『娘に整形したいと言われたら』(KADOKAWA)では、行き過ぎた外見至上主義が人を追い込む現実を生々しく描いており、この流れは一度立ち止まって考えなければいけないと気付かされる。

 本作の作者・うみの韻花氏は、外見至上主義はなぜ広まり続けるのか、さらには整形願望を持つ子どもと親はどう向き合えばいいのかなど、話を聞いた。

娘に整形したいと言われたら

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娘に整形したいと言われたら

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娘に整形したいと言われたら

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コンプレックスをエサにすると儲かる

 まず外見至上主義が広まり続けている背景として、うみの氏は「SNSによって『美しさ』が『いいね数』などの数値に直結していることが挙げられます」と話し始める。

「その影響で24時間他人と比較され続けるようになりました。それに加えて、街中のいたる所に美容クリニックの広告が溢れるようになったことも大きな要因だと思います。今や、電車に乗っても街を歩いても、無意識に『もっと美しくならなければ』という強迫観念を植え付けられる環境になっていますよね」

 さらには“企業側の思惑”を掘り下げ、鋭い指摘をする。

「現代では、人のコンプレックスやルッキズムを“エサ”にして利益を生み出すビジネスが横行し、社会システムとして強固に組み込まれてしまっている。それを煽ることで儲かる人がいる以上、外見至上主義が広まり続けるのはある意味で必然だと、強い危機感を持っています」

 最近はコンプレックスを刺激するような広告は自重され、「自分らしく生きるため」といった前向きなキャッチコピーに変更されるケースが目立つ。ただ、こういった美容広告にも苦言を呈する。

「一見するとエンパワーメントのように思えますが、実際は『今のままのあなたではダメだ』というコンプレックスを巧妙に刺激している。無自覚に『美意識』という名の呪いをかけられているようで、やるせない気持ちになります」

 うみの氏が言うように、外見至上主義が“金になる木”になっていることの影響は大きそうだ。

我が子の整形願望とどう向き合うべきか

 10〜20年前に「プチ整形」が台頭したが、現在にかけて整形のイメージがどのように変化したのかを聞くと、「以前は整形=タブーという意識が強かったですが、今はインフルエンサーが『自分磨き』『垢抜け』の手段として発信しており、ダイエットや歯科矯正と同じジャンルとして認識されています。ハードルは極端に下がっています」と分析する。

 整形にオープンになった現在、彩のように我が子から「整形したい」と言われることは、子どもを持つ人であれば決して対岸の火事ではない。子どもから「この顔じゃ生きていけない」と言われた時、親はどうすればいいのか。

「まずは正論で否定せず、『そこまで追い詰められていること』自体を事実として受け止める姿勢が望ましいと思います。ブレーキをかけるポイントは、『自分のため』ではなく『他人の評価のため』にメスを入れようとした時です。他人の目は常に変わりますから。その終わりのないループに入りそうになった時こそ、大人が全力で止めるべきラインだと考えます」



配信元: 女子SPA!

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