卵を食べる時の注意点

食物アレルギー
卵は、特に乳幼児において症例数の多い食物アレルギーの原因の一つです。主に卵白に含まれるたんぱく質が原因となり、摂取後にじんましんや腹痛、重症の場合にはアナフィラキシーなどの症状を引き起こすことがあります。一部のアレルゲンは加熱によって影響が弱まる場合もありますが、卵白に含まれるオボムコイドのように加熱に強い成分もあるため、「加熱すれば必ず安全」とは限りません。初めて摂取する場合や体調に異変を感じた場合は、自己判断せず医療機関を受診し、医師の指導のもとで対応することが大切です。
コレステロールの摂り過ぎ
現在、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、健常者に対するコレステロールの摂取目標量は設定されていません。コレステロールは体内でも合成される重要な成分であり、細胞膜やホルモンの材料として働きます。食事からのコレステロール摂取が血中コレステロール値に与える影響には個人差があり、健常者では体内で調整されることが知られています。一方で、脂質異常症のある方や糖尿病などのリスクがある方は、食事の影響を受けやすいため、医師や専門家の指導のもとで摂取量に配慮することが大切です。
サルモネラ菌による食中毒
日本で市販されている卵は、生食を前提に洗浄・殺菌されています。しかし、賞味期限を過ぎた卵や、殻が割れている卵を加熱せずに食べるのは「サルモネラ菌」による食中毒のリスクが高まるため注意が必要です。また、調理前の割卵を常温で放置することも食中毒の可能性に繋がるため、冷蔵庫から出した卵はできるだけ早めに調理することをおすすめします。
「卵のカロリー」についてよくある質問

ここまで卵について紹介しました。ここでは「卵のカロリー」についてよくある質問に、メディカルドック監修管理栄養士がお答えします。
卵1個のカロリーやたんぱく質量はどのくらいですか?
都々地尾 ゆき
日本食品標準成分表(八訂)増補2023年によると、卵1個(Mサイズ・50g)のカロリーは約71kcal、たんぱく質量は約6.2gです。
ダイエット中の場合、卵を毎日何個食べて良いでしょうか?
都々地尾 ゆき
ダイエット中に卵を何個食べても良いかという、明確な指標はありません。健康な方であれば、ダイエット中でも1日1〜2個を目安に摂取しても問題はないと考えられています。卵は満足感が高く、甘い間食を防ぐ効果も期待できます。調理法は油を使わない「ゆで卵」や「ポーチドエッグ」にすると良いでしょう。ただし、卵だけで栄養を補うのではなく、他の食材と合わせ、バランスの良い食事を心掛けると良いですね。

