風、薫る【7/7第72回】山本の死に落ち込むりん(見上愛)直美(上坂樹里)ら心配するが院長(筒井道隆)「通常通り勤務するよう」発言の訳

風、薫る【7/7第72回】山本の死に落ち込むりん(見上愛)直美(上坂樹里)ら心配するが院長(筒井道隆)「通常通り勤務するよう」発言の訳

女優の見上愛が一ノ瀬りん、上坂樹里が大家直美という2人のヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「風、薫る」(総合など)の第72回が7日に放送される。第15週「差し出せぬ手」の内容を振り返りながら、その見どころを解説する。

朝ドラ「風、薫る」第72回(7月7日放送予定)見所

末期がんで入院していた山本辰治(本田大輔)の一件で、りんは深く落ち込み、直美や母の美津(水野美紀)らも心配する。そんななか、りんは、院長の多田重太郎(筒井道隆)から通常通り勤務をするよう命じられるが、どこか様子がおかしく…。

朝ドラ「風、薫る」第15週「差し出せぬ手」ストーリー展開【振り返り】

第71回(6日放送)は、「患者に寄り添うこと」と「看護婦として守るべき規律」が初めて真正面から衝突した重要回となった。山本の願いをかなえようとしたりんの決断は、患者と家族にとってはかけがえのない時間を生んだ一方で、看護婦として背負う責任の重さも突き付けることになる。第72回では、その選択がりん自身にどのような影響を及ぼすのかが最大の見どころとなる。

【以下、ネタバレ】

りんは山本とともに私服へ着替えると、夜の病院を抜け出した。人力車で山本の自宅へたどり着くと、熱を出して布団に伏せる妻のテイ(伊勢佳世)がいた。崩れ落ちるように座り込んだ山本は、心配するテイに「牛鍋食いたくて、出てきた。手術…してよかった。お前のおかげだ。はあ~、うまかった」と優しい嘘をつく。その思いを察したりんも「はい」と話を合わせた。

一方、病院では山本とりんが姿を消したことで騒ぎとなるが、直美もりんの居場所を知らなかった。

テイはりんに感謝しながら、夫が1日でも長く生きられることを願っていた。翌朝、山本は大げさにせき込み、「風邪っぽい」と嘘をついて病院へ戻ることを決めた。「またな」という山本の言葉にテイは笑い、夫をりんに託すが、山本は家を出た途端、顔をゆがめながら、りんに「ありがとう」と感謝を伝えた。

病院へ戻った山本は、りんに肩を借りながらふらつく足取りで歩いていたが、廊下で突然崩れ落ちる。山本の脈は弱く、息も絶え絶え。りんが山本を横に寝かせたところへ直美が駆けつけた。山本はりんの体をつかみながら、かすれた声で「助けて。助…け…」とつぶやき、そのまま静かに目を閉じた。直美が教授助手の黒川勝治(平埜生成)を連れて戻ってきた時には、すでに山本は息を引き取っていた。「山本さん、もう嘘はやめてください。山本さん!」。山本の体を揺さぶりながら必死に呼びかけるりんの痛切な慟哭が病院の廊下に響き渡った。

病室で夫の遺体と対面したテイは、「なんで死んじゃったの? 」と問い詰める。「申し訳ありません…」と謝罪するりん。テイは最愛の夫を失った悲しみをあらわにした。

その後、教授の今井益男(古川雄大)から、山本はこの1週間で急激に容体が悪化し、実際には食事もほとんど取れない状態だったことを知らされるテイ。夫が命を縮めてまで自分に会いに来てくれたこと、そして牛鍋を食べたという話も、自分を安心させるための優しい嘘だったことを悟る。テイは涙を流しながらも、どこか愛おしそうな表情で冷たくなった夫に「バカだよ。あんた、大バカ者の大ボラ吹きだよ…」と語りかけた。りんはうつむいたままで言葉を発することができなかった。

配信元: iza!

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