「前歯のインプラント」が難しい理由を歯科医師が解説 『1mmのズレも大きな差』

「前歯のインプラント」が難しい理由を歯科医師が解説 『1mmのズレも大きな差』

治療前に知っておきたい 前歯のインプラントにおけるリスクと歯科医院選びのポイント

治療前に知っておきたい 前歯のインプラントにおけるリスクと歯科医院選びのポイント

編集部

前歯のインプラントで起こり得るリスクや、治療前に理解しておくべき注意点はありますか?

橋口先生

術後1週間程度は、人目に触れる部分に腫れが出現する点に注意が必要です。マスクで隠すなどの対応が必要になる場合もある点にあらかじめ留意してください。また、元の状態に近づけるためには早期に治療を始める必要があります。前歯の審美インプラントは難易度が高い治療であるため、高い仕上がりを求める場合は、高度な治療に対応できる技術と経験を持つ歯科医院を選ぶ必要もあります。技術が伴わない医院で治療を受けると、期待した仕上がりにならず後悔につながる可能性があります。

編集部

治療期間はどのくらいかかりますか?

橋口先生

骨造成や歯ぐきの処置が不要なシンプルなケースでは、半年程度が目安です。骨造成などの処置を先に行う場合は、骨が安定するまでの待機期間が加わるため、1年以上かかる場合もあります。仮歯で歯ぐきの形を整える期間も必要になるため、奥歯のインプラントと比べて全体的に治療期間は長くなります。

編集部

前歯のインプラントを相談する歯科医院を選ぶ際、重視すべきポイントを教えてください。

橋口先生

顔や口元の写真を丁寧に撮って分析を行っているかが、大きな判断基準です。前歯の治療に精通した歯科医師は、多くの写真を記録しています。自分と似た過去の症例を写真などのビジュアルで示してくれるかも重要なポイントです。治療のメリットだけでなく、リスクや仕上がりについて丁寧に説明してくれる医院を選ぶと、後悔のない治療につながります。

編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

橋口先生

前歯の喪失は、見た目だけでなく日常生活にも大きな影響を与えます。インプラントは、失った歯を最も自然な形で取り戻せる治療法の一つです。腫れや痛みを伴う期間もありますが、治療を乗り越えた先には、自信を持って笑える日常が待っています。まずは一度、信頼できる歯科医師に相談してみてください。

編集部まとめ

前歯のインプラントは、かむ機能の回復だけでなく見た目の自然さも求められる、難易度の高い治療です。骨や歯ぐきを増やす造成処置が必要になるケースも多く、治療は複数のステップにわたる場合があります。だからこそ、顔貌(がんぼう)のバランスを含めた精密な診断を行い、類似症例の実績を示してくれる信頼できる歯科医院を選ぶ必要があります。前歯の見た目に悩んでいる人は、まずは一度専門の歯科医師に相談してみましょう。

配信元: Medical DOC

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