「AST」の異常値を戻す正しい対処法・改善法は?
ASTの改善には原因に応じた対応が必要です。肝臓や筋肉などどの臓器が影響しているかを踏まえつつ、まずは生活習慣の見直しから始めることが基本となります。
お酒を控える
アルコールは肝細胞に負担をかけ、AST上昇の原因となります。飲酒習慣がある場合は禁酒または節酒を行うことで、肝機能の回復が期待できます。個人差はありますが、数週間から1か月程度の飲酒制限で数値が改善することもあります。継続的に数値が高い場合は、医療機関での評価も検討が必要です。
血液検査前日に激しい運動を控える
筋肉への強い負荷でもASTは上昇するため、検査前日に激しい運動を行うと一時的に高値となることがあります。特に筋トレや長時間の有酸素運動は影響しやすいため、検査前日は軽い運動にとどめることが望まれます。正確な結果を得るためには、普段と大きく異なる活動を避けることが重要です。
バランスの良い食事を摂取する
脂質や糖質の過剰摂取は脂肪肝の原因となり、AST上昇につながります。主食・主菜・副菜をそろえた食事を意識し、たんぱく質やビタミン、食物繊維を十分に取り入れることが大切です。また、過食を避け適正体重を維持することも重要なポイントです。食生活の見直しは長期的な改善につながります。
「血液検査のAST」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「血液検査のAST」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
ASTはいくつから異常値でしょうか?
木村 香菜 医師
一般的には51IU/L以上で異常と判断されます。ただし基準値は施設により異なるため、検査結果の記載に従うことが大切です。
ASTが高いと、体にはどのような症状が出ますか?
木村 香菜 医師
軽度の上昇では自覚症状がないことが多い一方、原因となる疾患により倦怠感や黄疸、胸痛、筋肉痛などが現れることがあります。
お酒を飲まないのにASTだけが高い原因は何ですか?
木村 香菜 医師
筋肉の負荷や心疾患、薬剤の影響などが考えられます。ALTや他の検査値と合わせて評価する必要があります。
ASTとALTの両方を下げるには、日常生活で何をすれば良いでしょうか?
木村 香菜 医師
体重管理、飲酒制限、バランスの良い食事、適度な運動が基本です。数値が高い状態が続く場合は医療機関での評価が必要です。

