サッカー・W杯第26日(6日=日本時間7日、決勝トーナメント2回戦、ポルトガル0-1スペイン、ダラス)4大会ぶり2度目のW杯制覇を狙うスペイン(FIFAランキング2位)が、悲願の初優勝を目指した隣国ポルトガル(同5位)との「イベリアダービー」を1-0で制した。
息もつかせないハイクオリティな90分間の死闘は、後半アディショナルタイム(90+1分)に途中出場のミケル・メリーノが挙げた劇的な一撃で決着。また、今大会を「最後のW杯」と公言していたポルトガルの絶対的エース、クリスティアーノ・ロナウドにとって、これがW杯でのラストマッチとなった。
デ・ラ・フエンテ監督の采配的中!最終盤の劇的フィニッシュ
前半からスペインが攻勢をかけ、ポルトガルがカウンターからゴールを脅かすスリリングな展開が続いたが、両GKの好セーブもありスコアレスのまま終盤へ。後半のハイドレーションブレイク以降は、一つのミスが致命傷になりうるノックアウトステージ特有の緊張感から、互いにリスクを避ける慎重な展開となった。
膠着状態を打破したのは、スペインのデ・ラ・フエンテ監督の交代策だった。 75分にフェラン・トーレス、85分にファビアン・ルイスとミケル・メリーノを立て続けに投入。そして迎えた90+1分、フェラン・トーレスの見事なパスに抜け出したメリーノが鮮やかにゴールネットを揺らした。
采配が完璧に的中したスペインが、延長戦突入も現実味を帯びていた極限の均衡をついに破った。
英雄C・ロナウドのW杯が終わる
この試合は、サッカー史に名を刻む偉大なストライカー、クリスティアーノ・ロナウドの「W杯ラストマッチ」となった。
ポルトガルはビティーニャに代えてベルナルド・シルバ、ペドロ・ネトに代えてフランシスコ・コンセイソンを投入(83分)するなど総力戦でスペイン守備陣に挑んだ。ロナウド自身も前線で奮闘し、チャンスメイクやシュートでゴールに迫ったものの、スペインの牙城を崩すことはできなかった。
長年にわたりポルトガル代表を牽引し、数々のドラマを生み出してきた背番号7。悲願のW杯初優勝には届かなかったが、その雄姿に試合後はスペインサポーターからも拍手が送られた。

