見どころ③カンディンスキーと日本の関係
萬鉄五郎《構図》 1915年頃 紙本墨画 25.2×27.6㎝ 岩手県立美術館蔵
カンディンスキーは日本美術や東洋の思想からも多くの示唆を得ていたそうです。特に、書道や水墨画において「線そのもの」が魅力を秘める点は、カンディンスキーの絵画で線や色彩それ自体が輝くのと似ているように思います。
神原泰《スクリアビンの『エクスタシーの詩』に題す》1922年 カンヴァス,油彩 117.0×91.0㎝ 東京国立近代美術館蔵
また、日本も1910年代という早い時期から彼の絵画と理論を積極的に受容してきました。萬鉄五郎をはじめとする日本の芸術家たちも大きな影響を受け、国内でも抽象絵画が花開きます。
山岡良文《作品》 1940年 紙本着色 73.5×55.3㎝ 京都国立近代美術館蔵
本展はこうした日本との関係にも注目しながら、カンディンスキーの芸術を紐解きます。国内に収蔵される作品を集結させ、初期から晩年までの画業を通覧するはじめての機会。抽象絵画の魅力を深掘りできる好機となりそうです。
展覧会情報

展覧会名:カンディンスキー 世界は鳴りひびく ー 日本のコレクションでたどる画業と反響 ー
会期:2026年7月19日(日)〜2026年9月3日(木)
会場:宇都宮美術館
開館時間:9:30〜17:00(最終入館時間16:30)
休館日:月曜日(7月20日は開館)、7月21日(火)
美術館公式サイト:宇都宮美術館|ホーム
