しゃんしゃん傘作りを一手に担う「竹扇堂(ちくせんどう)」

しゃんしゃん傘の制作を一手に担うのが、鳥取市内にある竹扇堂。

竹扇堂代表の株本覚(かぶもと さとる)さん。
お父さまやおじいさまの影響で23歳から傘づくりをスタート。
小さい頃から傘づくりを見てきたことで、難しい作業をこなす感覚が自然と身についていたそうです。
2代目として傘をつくり続けています。

株本さんとベテラン職人のお二人で年間約1300本もの傘を、一つ一つ手作り。
しかし職人さんが高齢化を理由に退職し、傘を一から組み立て完成させることができるのは、代表である株本さんお一人、という状況になっていました。
新たな傘作りの担い手を

このままでは、しゃんしゃん祭に欠かせない「傘」が将来なくなってしまうかも…。
株本さんの技術を後世に伝えるため、2024年に新たな傘作りの担い手を募集。現在、2人のお弟子さんが研修を続けています。

2024年9月から傘作りを習い始めた田中淳子さんさん。
傘の作り手不足によってお祭りが続かなくなることを心配して、この世界に飛び込んだそうです。

田中さんはガラスアートの作家さんで、繊細な竹に和紙を美しく貼り付ける手先の器用さが印象的でした。
今後の目標は傘の修理、つくるスピードを上げること。
和紙をはがしたり、その部分にまた和紙を貼ったりと修理は作る以上に難しいそう。

そして2025年4月から新たに加わった山本雅紀さんは現役の踊り手でもあります。
目標は傘づくりの光景を多くの人に知ってもらうこと!
実際に作る側になると、こんなにも手の込んだ作業が行われていることを知り、傘を大切に扱うことへの気持ちがより増したとお話しされていました。

みなさんに共通する傘づくりの喜びは「綺麗にできたとき」や「お祭りで自分が作った傘で楽しそうに踊る人の姿を見たとき」だそうです。

