娘のひと言で空気が変わる
食後、夫がテレビを見ながら、また短く「お茶」と言いました。私は立ち上がろうとしましたが、その瞬間、娘が静かに口を開きました。
「お母さんは部下じゃないよ」
大きな声ではありませんでしたが、その言葉は部屋の空気を一瞬で変えました。夫は驚いたように娘を見て、しばらく何も言い返せませんでした。娘は続けて、「お願いするときは、ちゃんと言い方があると思う」と言いました。私は胸がいっぱいになりました。自分ではなかなか言えなかったことを、娘が代わりに言ってくれたように感じたのです。
その後、夫が急に別人のように変わったわけではありません。それでも、「お茶」とだけ言うことは減り、「お茶を入れてもらえるか」と言うようになりました。小さな変化でしたが、私にとっては大きな一歩でした。
まとめ
近い関係ほど、無意識に甘えが出てしまうのかもしれません。長年一緒にいる夫婦だからこそ、言わなくてもわかる、やってもらって当然と思ってしまうこともあります。けれど、家族であっても相手は自分の部下ではありません。感謝や敬意を忘れずに言葉をかけることが、穏やかに暮らしていくために大切なのだと感じました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:三浦雅美/60代女性・主婦
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
著者/シニアカレンダー編集部
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