脳トレ四択クイズ | Merkystyle
ジャンプ付録「ONE PIECE」カード、発売1週間前なのに高額出品相次ぐ 違法性は?

ジャンプ付録「ONE PIECE」カード、発売1週間前なのに高額出品相次ぐ 違法性は?

●フリマサイトでは「規約違反」

法律で禁止されていなくても、フリマサイトの利用規約では話が別です。

メルカリは、違反の具体例として「出品時に手元にない商品を販売すること」に加え、発売前・公開前の商品を予約や取り寄せで販売することも挙げています。

違反と判断されると、取引キャンセル、商品削除、利用制限などの措置の対象になります。

Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)は、ガイドライン細則で、商品の現物が手元にない状態での出品(落札後に発注・取り寄せするものなどを含む)を禁じているだけでなく、発売・配布予定の商品を公表された発売日より前に出品することを、現物が手元にある場合も含めて禁止しています。

つまり、Yahoo!オークションの場合、たとえ先に現物を入手していても、発売日前の出品自体がルール違反です。運営は、予約が完了しているだけでは「手元に商品がある」とは扱わないことも明らかにしています。

Yahoo!フリマも、Yahoo!オークションと同様に、公表された発売日・配布日より前の出品を、現物の有無を問わず禁止しています。

楽天ラクマは、購入申請が入ってから仕入れるなど、手元にない商品を出品する行為を禁止しており、発売日前の予約商品もこれに含まれるとしたうえで、違反には商品ページの削除やアカウント停止等の措置を取るとしています。

●買う側・売る側それぞれのリスク

買う側には、商品が届かないリスクがあります。出品者がそもそも現物を確保できないおそれがあるためです。

最初からだますつもりの詐欺のケースもあれば、だますつもりはなくても売主が入手に失敗する場合もあります。

売る側のリスクはさらに大きいといえます。規約違反による利用停止に加え、詐欺罪(刑法246条、10年以下の拘禁刑)に問われるおそれもあります。

入手できる見込みがないのに「入手できる」と装って代金を受け取れば、詐欺罪の成立が問題になり得ます。

もちろん、犯罪が成立する場合は限定的ですが、犯罪を疑われること自体が大変なリスクです。このような売り方は、やめるべきです。

監修:小倉匡洋(弁護士ドットコムニュース編集部記者・弁護士)

提供元

プロフィール画像

弁護士ドットコム

「専門家を、もっと身近に」を掲げる弁護士ドットコムのニュースメディア。時事的な問題の報道のほか、男女トラブル、離婚、仕事、暮らしのトラブルについてわかりやすい弁護士による解説を掲載しています。