おもちゃ選びのコツ②「負ける練習」と「ごっこ遊び」ができるもの
室内遊びで私がとくにおすすめしたいのが、トランプ・かるた・ジェンガ・すごろく・人生ゲームなどのボードゲームといったアナログゲーム。ミニサイズもあるので、外出先にも持ち歩きます。これらは勝ち負けがありながら、負けたときの悔しさと折り合いをつける、感情コントロールの練習になります。デジタルゲームは刺激が強くて遊んだ後に荒れやすいので、雨の日こそ親子でアナログゲームを楽しんでみてください。
もうひとつは、おままごとやヒーローごっこなどの「ごっこ遊び・見立て遊び」。言葉と社会性をぐんぐん育てます。お友だちに手が出てしまう子も、家で「貸して」「どうぞ」のほかに「まだ、ぼくの番」「一緒にあそぼ」「後でね」などのセリフをママと練習(ロールプレイ)しておくと、園で言葉が出やすくなります。家でできて初めて、外でできるのです。
そして、雨や猛暑で外に出られないと「体力が有り余って大変!」というお悩みも増えますよね。そんな日は、室内テントを広げておうち冒険ごっこ、お風呂に水を張って水着でプールごっこ(ただし、水遊びは思わぬ事故が起きるので絶対に目を離さないこと)、お部屋を暗くしておやつを持ち込んでおうち映画館など、おうちならではの遊びで思いきり気分転換を。バランスボールや風船バレーなど、室内で体を動かせるグッズをひとつ持っておくと、雨の日のお守りになります。
おもちゃは高価でなくてOK。手作りのコスパ最強の簡単おもちゃに子どもは意外と夢中になりますよ。ただ、せっかく準備しても、いまいち子どもにはまらないこともよくあります。それでもめげずに色々挑戦してみてくださいね。ミニサイズもあるので、外出先にも持ち歩きます。
絵本選びのコツ 「読む」より「一緒に楽しむ」
絵本は、ただ読むよりも「これなあに?」「この子はどんな気持ちかな?」と問いかけながら読むのがポイント。これは「共同注意」といって、親子で同じものに注目し、気持ちを言葉にし合う、双方向のコミュニケーション。一方通行の動画では得られない、言葉と心が育つ時間になります。
選ぶときは、子どもの興味と発達段階に合った難易度を意識して。言葉が難しすぎると退屈してしまうので、今ハマっているテーマ(乗り物・動物・食べ物など)から入るのが正解です。
お友だちとのトラブルが気になる時期には、チクチク言葉・ふわふわ言葉を扱う絵本を親子で読むと、気持ちの伝え方を一緒に学べます。お出かけや歯みがき・トイレなど、生活シーンを描いた絵本で「予習」しておくのもおすすめ。お風呂にひらがな表を貼って一緒に読むと、目から入る情報と音がセットになって、文字や発音の土台づくりにもなります。
3歳頃からは、図鑑やアートの絵本もぜひ。私自身はアートに縁のない人間でしたが、長男が偶然の美術展をきっかけにゴッホを好きになり、今では趣味の一つに。おうちでも、色んなアートの楽しみ方がありますよ。なお読み聞かせは「毎日10分必ず」と義務にしなくて大丈夫。「読んで!」と来たときに、できる範囲で読んであげれば十分ですが、多いほうがより言葉のインプットにつながると言えますね。

