「何もない人なんていない」──自分を受け入れることから始まる、本当の美しさとは

「全部自分で」を手放すことも、自分らしく生きる第一歩

――女性がライフステージや年齢にとらわれず、自分らしく生きられる社会にするためには、何が必要だとお考えですか。
私は、「女性が全部一人でやらなければならない」という考え方を変えていくことが必要だと思っています。仕事も子育ても家事も完璧にこなすことが理想のように語られることがありますが、それは現実的ではありません。大学卒業後に香港で暮らしていた頃は、共働き家庭では家事や育児を周囲の力を借りることが当たり前でした。特別なお金持ちではなくても家事や育児をサポートしてもらい、その分、自分の仕事や人生にも向き合っています。

一方、日本では「私がやらなきゃ」と抱え込んでしまう方が本当に多いように感じます。最近は家事代行などのサービスも以前より身近になりました。

まずは一度、人に頼ってみる。そうすると、「一人で頑張らなくてもいいんだ」と気づけると思うんです。真面目で責任感が強い方ほど、自分を後回しにしてしまいます。でも、自分を大切にすることは決してわがままではありません。誰かを幸せにするためにも、まずは自分自身が笑顔でいられることが大切だと思っています。

一歩踏み出した先に、新しい人生が待っている

――最後に、7月28日に開催されるミセスユニバースジャパン2026の見どころと、今後の展望を教えてください。
今年は初めてホテル椿山荘東京で開催します。例年以上に50代の参加者が多く、一人ひとりが歩んできた人生や挑戦への想いをスピーチに込めてくださっています。

私たちの大会には、83歳で出場された内科医の方もいらっしゃいました。年齢を理由に夢を諦める必要はないということを、多くの方が体現してくださっています。大会を通して、「私にも何かできるかもしれない」と感じてもらえたら嬉しいですね。

そして、挑戦する女性の姿を見て、誰かがまた新しい一歩を踏み出す。そんな優しさの循環が広がっていく場であり続けたいと思っています。

何もない人なんていません。誰にでも、その人だけの魅力や経験があります。だからこそ、自分には無理だと決めつけず、「やってみたい」という気持ちを大切にしてほしい。

これからも、一人でも多くの女性が自分らしく輝き、人生の主人公として歩んでいける社会を目指して、挑戦を続けていきたいと思います。

配信元: リアルプレス