大人にとって使いやすい仕組みが、子どもにとっても使いやすいとは限らない──。
今回は、筆者の友人の体験談をお届けします。
毎日怒ってばかりだった私
「また散らかってるじゃない!」
「使ったら片付けてって言ったよね?」
毎日のように、私はリビングで子どもたちに向かって声を荒らげていました。
原因は、使ったおもちゃを片付けてくれないこと。
SNSで見つけた収納術を試し、おしゃれなケースやラベルもたくさん購入しましたが、現実は変わりません。
片付けたそばからおもちゃが散乱し、そのたびに私は「こんなに工夫しているのに、なぜ片付けてくれないの?」とイライラを募らせていました。
衝撃の「子どもの目線」
そんなある日、私の愚痴を聞いていた夫がぽつりと言いました。
「一回、子どもの目線で見てみたら?」
半信半疑で床に座り込み、いつも遊んでいる子どもの目線の高さでリビングを見回してみた私は、言葉を失いました。
私が「出しやすいはず」とこだわった棚は、子どもには高すぎて中身すら見えていません。
美しい配置を優先したおもちゃは奥まっていて、子どもの手では取り出すのが至難の業。
大人目線では整って見えていた収納が、子どもにとっては使いにくく、不便だらけだったのです。

