なすの保存方法や期間

短期保存
なすは水分が多く、低温に弱い性質を持つため、保存環境によって品質が大きく変わります。常温では直射日光を避け、風通しの良い場所に置くのが基本です。新聞紙やキッチンペーパーで包み、15〜20℃程度の冷暗所に置けば2〜3日ほど鮮度を保てます。夏場の高温時は、野菜室(約8〜10℃)に移すと安心です。冷蔵保存する場合は、1本ずつラップで包み、ヘタを下にして立てて保存すると圧力による傷みを防ぐことができます。なすを洗ってから保存すると水分が腐敗を促すため、洗わずに保存しましょう。冷蔵した場合、保存期間は約5〜7日が目安です。
長期保存
より長く保存したい場合は、冷凍保存が便利です。なすは生のままでも加熱してからでも冷凍できます。生のまま冷凍する場合は、使いやすい大きさに切り、水にさらしてアクを抜いたあと、水気をしっかり拭き取ってからフリーザーバッグに入れ、空気を抜いて保存します。加熱してから冷凍する場合は、焼きなすや炒めなすなどにして粗熱を取り、1回分ずつラップで包んでからフリーザーバッグに入れると使いやすくなります。冷凍すると食感はやわらかくなりやすいため、煮びたしやみそ汁、炒め物、カレーなど加熱料理に使うのがおすすめです。保存期間は約1か月を目安にし、解凍後は早めに使い切りましょう。
「なすの食べ過ぎ」についてよくある質問

ここまでなすについて紹介しました。ここでは「なすの食べ過ぎ」についてよくある質問に、メディカルドック監修管理栄養士がお答えします。
なすを大量に食べるとどうなるのでしょうか?
山口 恵里(管理栄養士)
腹部の張りや便がゆるくなるなどの体調変化が見られることがあります。花粉症体質の方では口のかゆみなどの過敏反応が出ることもあります。
なすを一度に大量に食べると、水分や食物繊維の摂取量が増えるため、腹部の張りや違和感、便がゆるくなるなどの体調変化が見られることがあります。特に加熱が不十分ななすを多く食べた場合は、消化が追いつかずに負担を感じやすくなります。また、なすに含まれるたんぱく質やアルカロイドが、花粉症体質の方では口の中にかゆみやピリピリ感などの軽い過敏反応を引き起こすことがあります。さらに、腎機能が低下している方が多く摂取すると、カリウムの排泄が追いつかず、体が重い・力が入りにくいなどの体調変化を感じる場合があります。
なすは1日何本まで食べて大丈夫ですか?
山口 恵里(管理栄養士)
「1日何本まで」という明確な基準はありませんが、健康な方であれば1〜2本程度(可食部約100〜160g)を食べても問題になることはほとんどありません。
なすは水分が多く低カロリーで、通常の食事量では健康的に摂取できます。なすについて、「1日何本まで」という明確な基準はありませんが、健康な方であれば、食事の一部として1〜2本程度(可食部約100〜160g)を食べても問題になることはほとんどありません。栄養バランスを保ちながら消化にも負担をかけにくいとされています。
編集部まとめ
なすは水分が多く、エネルギーが低い野菜で、カリウムや食物繊維、ナスニンなどのポリフェノールを含みます。通常の食事量であれば健康的に取り入れやすい食品ですが、なすだけに偏って多く食べ続けると、食事全体の栄養バランスが崩れたり、人によってはお腹の張りや軟便、胃もたれなどを感じたりすることがあります。また、なすは油を吸いやすいため、炒め物や揚げ物で多く食べると脂質やエネルギーの摂取量が増えやすくなります。花粉症や食物アレルギーのある方では、まれに口のかゆみや違和感などが出ることもあるため、症状を繰り返す場合は医療機関に相談しましょう。なすを食べる際は、焼きなすや煮びたし、蒸しなすなど、油を使いすぎない調理法を選び、ほかの野菜やたんぱく質源と組み合わせてバランスよく取り入れることが大切です。
「なす」と関連する病気
「なす」と関連する病気は2個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
循環器系の病気
高カリウム血症
免疫系疾患の病気
口腔アレルギー症候群「なす」と関連する症状
「なす」と関連している、似ている症状は8個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
関連する症状
腹部膨満感
下痢
軟便
冷え
倦怠感口のかゆみ
口の腫れ
筋力低下
参考文献
食品成分データベース|文部科学省
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書|厚生労働省
ソラニンやチャコニンとは|農林水産省
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