初夏になると店頭に並ぶ新ショウガ。皮が白っぽくてみずみずしく、いつものショウガとは少し違う見た目をしています。
そんな新ショウガを、いつものショウガの代わりに使ってもよいのだろうかと迷ったことはありませんか。
実は、辛みや水分量、向いている料理に違いがあるそうです。
四万十川の流れる自然豊かな高知県四万十市で新ショウガを育てる、山﨑生姜農園代表の山﨑智也さんに、使い分けのコツを聞きました。
新ショウガと根ショウガ、何が違う?
新ショウガと、普段スーパーで見かけるショウガ。『根ショウガ』や『ひねショウガ』とも呼ばれるこの一般的なショウガは、見た目だけでなく性質まで異なるのだとか。
画像提供 山﨑生姜農園
山﨑生姜農園によると、新ショウガは皮が薄く白っぽい色で、繊維が少なくやわらかいのが特徴です。辛みは穏やかで、さわやかな香りを楽しめます。
一方の根ショウガは、収穫後に貯蔵、熟成させて風味を引き出したもので、皮が茶色く厚みがあり、繊維が多いのが特徴です。
水分が抜けるぶん、辛みや香りの成分が凝縮され、ショウガらしい力強い風味に変わります。
つまり、新ショウガは『みずみずしくマイルド』、根ショウガは『水分が抜けてパンチがある』という違いがあり、料理での使い分けにも影響するのです。
料理別、新ショウガが活躍する調理法
では、どんな料理で新ショウガを使えばよいのでしょうか。山﨑生姜農園におすすめの食べ方を聞きました。
| 種類 | 食べ方 | 特徴 |
|---|---|---|
| 新ショウガ | サラダ、生食 | 繊維が少なく辛みも穏やかなので、薄切りにしてそのまま食べても食べやすい。 |
| 甘酢漬け、ガリ | 口当たりがよく、品種によってはほんのりピンク色に仕上がる。 | |
| 薬味 | そうめんや冷奴などのさわやかさが生きる。 | |
| 根ショウガ | 焼き魚や肉料理などに風味を出す。 | |
| 炒め物、煮込み | 加熱で香りや辛みが立ち、料理全体に風味が行き渡る。 |
※写真はイメージ
新ショウガでも炒め物は作れますが、加熱した時の存在感は根ショウガのほうが出やすいとのこと。代わりに使えるかより、料理ごとに得意分野があると考えるとよさそうです。

