勝手に美化していた記憶
思い返してみれば、妻が「特別な味」だとはっきり言ったわけではなかったのかもしれません。仕事で忙しく、家のことを妻に任せきりにしていた私は、たまに食べるすき焼きのおいしさを、自分の中で勝手に特別なものとして美化していたのだと思います。
長年信じていたことが、あまりにもあっけなく崩れたことに、最初は恥ずかしさを感じました。しかし同時に、自分の思い込みがなんだかおかしくなり、妻と一緒に笑ってしまいました。
市販のタレだったからといって、妻が作ってくれたすき焼きのおいしさが変わるわけではありません。むしろ、何十年も同じ味を家族の食卓に出し続けてくれていたことを、改めてありがたく感じました。
まとめ
この経験を通して、長年当たり前だと信じて疑わなかったことでも、事実を確認してみると意外と単純な真相があるのだと感じました。自分の記憶や思い込みは、知らないうちに美化されていることもあるのかもしれません。定年後の今は、自分の常識を少し疑いながら、思いがけない事実も笑って受け止められる心の余裕を持っていたいと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:宮田春雄/60代男性・無職
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
著者/シニアカレンダー編集部
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