大腸がんの疑いがあるのは「カチカチ便を繰り返す」「便秘と下痢を繰り返す」どっち?

結論からいうと、便秘と下痢を繰り返すほうが、大腸がんを含む大腸の病気を疑うきっかけになりやすいです。大腸がんの代表的な症状として、便秘や下痢などの便通異常が挙げられているためです。一方、カチカチ便だけでは、水分不足、食物繊維不足、生活習慣、薬の影響などでも起こります。
ただし、どちらか一つだけで大腸がんとは判断できません。血便、便が細い、残便感、腹痛、貧血症状を伴う場合は、便の硬さよりも「変化が続いていること」自体が重要です。数日で戻らず、いつもと違う状態が続くなら、消化器内科で相談してください。
「大腸がんの初期症状と便」についてよくある質問

ここまで大腸がんの初期症状と便について紹介しました。ここでは「大腸がんの初期症状と便」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
大腸がんの主な症状について教えてください。
嬉野 浩樹
主な症状は、血便、便秘や下痢などの便通異常、便が細くなる、残便感、貧血、腹痛です。ただし、早期では症状がほとんどないこともあります。そのため、症状がない段階でも検診を受ける意義があります。
血便が1回だけでも受診したほうがよいですか。
嬉野 浩樹
はい。1回だけでも、受診を考えてください。痔など良性の原因もありますが、大腸がんとの区別は自己判断ではできません。特に40歳以上、便通変化を伴う、繰り返す場合は早めの受診が安心です。
症状があるときも検診を受ければ十分ですか。
嬉野 浩樹
十分ではありません。がん検診は、症状がない人を対象にした仕組みです。症状がある場合は、次の検診を待たず、医療機関で診察と必要な検査を受けることが大切です。

