「特効薬だ、飲め」警察官装い「知的障害男性」に大量のウイスキー…アニメファン交流が一転、恐怖の支配へ

「特効薬だ、飲め」警察官装い「知的障害男性」に大量のウイスキー…アニメファン交流が一転、恐怖の支配へ

●「取調室」と呼ばれた山中

その後、車は小田原警察署とは反対方向へ向かった。連れて行かれたのは静岡県熱海市の山中だった。

携帯電話の電波も届かない山中には、ブルーシートと布団が敷かれた一角があり、鈴木被告人はそこを「取調室」と呼んだという。

被害男性は再びウイスキーを飲むよう命じられ、吸ったこともないたばこを渡されて、「思い切り吸って、煙を吐け」と指示された。

検察官から「なぜ断らなかったのですか」と問われると、被害男性はこう答えた。

「『断れば逮捕する』と脅されました。言うことを聞かなければ暴力を振るわれると思いました」

さらに性的補助器を渡され、「これで抜いてみろ」と命じられたという。

「ズボンは自分で半分くらい脱ぎました。でも、近くにあいらがいることはわかっていました」

その日は途中から雨が激しくなり、行為は中断された。被害男性は約2日間、山中に置かれた末、6月10日午前になってようやく解放され、自力で下山したという。

●PayPayでも約20万円送金

被害男性はこのほか、佐藤被告から繰り返しPayPayで送金を求められ、約20万円を送金したと証言した。

金額を減らしてほしいと頼んでも応じてもらえず、多めの送金を求められたこともあったという。

居酒屋での飲食代についても、「お金が足りないからPayPayで払って」と言われ、送金したと説明した。

●「佐藤さんは巻き込まれた立場だと思う」

佐藤被告人の弁護人は「佐藤さん自身も鈴木被告人の暴力や脅迫を恐れ、指示に従わざるを得なかったのではないか」と質問した。

これに対し、被害男性は「佐藤さんは巻き込まれた立場だと思います」「鈴木だけが強く処罰されればいい。佐藤さんについては、そこまで重い処罰を望んでいるわけではありません」と証言した。

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