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豊臣兄弟!【7/19第28回】秀吉(池松壮亮)「中国大返し」へ!小一郎(仲野太賀)光秀(要潤)包囲網に挑む

豊臣兄弟!【7/19第28回】秀吉(池松壮亮)「中国大返し」へ!小一郎(仲野太賀)光秀(要潤)包囲網に挑む

俳優の仲野太賀が主人公の豊臣秀長を演じるNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合ほか)の第28回が19日に放送される。第27回(12日放送)のポイントを整理しながら、その見所を解説する。

大河「豊臣兄弟!」第28回「急げ!秀吉」(7月19日放送予定)【見所】

織田信長(小栗旬)を討った明智光秀(要潤)は重臣・斎藤利三(内藤剛志)に、羽柴小一郎長秀(仲野太賀)を捕らえるよう指示。

京に潜伏する小一郎は、備中にいる兄・秀吉(池松壮亮)と、家族のいる長浜に急を知らせるとともに、畿内周辺の諸将が明智方につかないよう足止めをはかる。

事態を知った徳川家康(松下洸平)、柴田勝家(山口馬木也)らもそれぞれの思惑で動くなか、秀吉は信長の生存を信じ、毛利輝元(濱正悟)との和睦を急ぐ。そしてついに中国大返しが始まる。

大河「豊臣兄弟!」第27回(7月12日放送)ストーリー展開(振り返り)

この日は、戦国史最大の転換点とされる「本能寺の変」がついに描かれた。光秀の娘婿で、信長の甥でもある信澄(緒形敦)の復讐心、光秀が積み重ねてきた屈辱、そして信長が抱え続けた孤独が複雑に絡み合い、それぞれの選択が歴史を大きく動かす瞬間へとつながっていった。史実では語られない信澄や光秀、信長それぞれの心情を丁寧に描いたことで、本作ならではの「本能寺の変」が浮かび上がった。また、本作では「本能寺の変」を単なる裏切りではなく、それぞれの積年の感情が積み重なった必然として描いた。信長、光秀、信澄という三者それぞれに「討つ理由」が描かれたことで、本作の本能寺は善悪ではなく、人間の積み重ねた感情が歴史を動かした出来事として映し出された。次回はいよいよ秀吉による「中国大返し」が始まり、物語は新たな局面へ入る。

【以下ネタバレ】

信澄は、信長に謀反を起こして返り討ちにされた父・信勝の仇を討つよう、幼いころから母・ちよ(樋口日奈)に言い聞かされて育った。その思いを胸に秘めたまま織田家臣として仕え、復讐の機会を待ち続けていた。義父・光秀が、かつて仕えた義昭を信長に追放されたことを恨んでいると知ると、義昭の花押を真似た「可討取信長候也(信長を討ち取るべし)」と記した密書を差し出し、ともに信長を討とうと持ちかけた。光秀は「聞かなかったことにする」と諭し、信長を討っても戦乱は終わらないと説得するが、信澄は「そのようなことは知りません」「必ず父の無念を晴らす。それだけが私の悲願なのです」と決意を曲げなかった。

天正10(1582)年3月、戦国最強と謳われた甲斐の武田一族を滅ぼし、東国を一統した信長は北国を柴田勝家(山口馬木也)に委ね、次男の信孝(結木滉星)と信澄には四国総攻めを命じた。そのころ、秀吉は、毛利方との境界にある難攻不落の備中・高松城を攻略するため、湿地に囲まれた城の周囲に堤防を築いて川の水を引きこむ水攻めの奇策で勝利を確信。小一郎に、毛利攻めの総仕上げを飾ってもらう約束をした信長を安土から連れてくるよう命じた。小一郎は270キロ離れた安土に駆けつけるも、信長からは備中へ出向く約束などしていないと言われてしまい、無駄足だったと肩を落とす。

そのころ安土では、家康を歓待する席で、光秀が用意した鯉の煮つけに毒が仕込まれていることが発覚する。信長は、自身を狙った企みだと激怒し、犯人を知らないと言い張る光秀を何度も殴打し、飛び蹴りまで浴びせた。その後、丹羽長秀(池田鉄洋)の調べで黒幕が信澄と判明し、信長は直ちに後を追って切腹させるよう命じた。

実は、武田家への内通を疑われ処刑された正妻・築山と嫡男・信康のことで信長を恨む家康も、懐に毒を忍ばせていた。驚く石川数正(迫田孝也)に対し、家康は「その気になればいつでもやれると思いたかったのじゃ。そうでなければ自分を抑えられぬ気がしてな。わしは妻と子を手にかけてまで生き残ったんじゃ。こんなことで台無しにはせぬ」と胸の内を明かした。

信澄の陰謀を知った市は怒りを募らせるが、信長は20年もの間、復讐心を抱き続けることは容易ではなかったと甥の心情に理解を示し、「これでまた信勝に恨まれるのう。わしは…どこかで道を間違えたのやもしれぬ」と珍しく弱音を漏らす。市が、3人の娘が安心して暮らせる世を築くことこそ自分たちの使命だと励ますと、信長は「血塗られたこの手で、そのような世をどうつくれと申すのか? わしには壊すことしかできぬ!」と反論。さらに「お前が男であればのう」と口にしてしまい、すぐに謝罪するが、市は「私には、兄上をお救いすることはかないませぬ」と涙ながらに部屋を去った。

その夜、信勝の位牌の前で昔を思い返していた信長のもとへ、小一郎が訪ねてくる。信長は兄を殺したいと思ったことはあるかと尋ね、小一郎は「そんなことはしょっちゅうだ」と笑いながらも、それでも放っておけないのだと語る。そして、憎いというのは慕っていることの裏返しで、信勝もそうだったのではないかと伝えた。その言葉に慰められた信長は、茶会で京へ向かう際、そのまま秀吉のいる備中まで足を延ばすことを約束し、6月4日に本能寺を出立すると決める。同時に、信澄の処分を一時保留するよう森乱(市川團子)に命じた。

5月29日、信長はわずかな供回りを連れて本能寺へ入る。一方、光秀のもとに、義昭へ遣わしていた利三が戻ってきたが、光秀からの書状に対する義昭の返答は「もう、わしを巻き込むな」。心の主君として慕い続けた義昭の冷たい言葉に光秀は絶叫し、信澄の晴れやかな表情や、信長から受けた数々の屈辱が脳裏をよぎる。そして信澄が偽造した「義昭の密書」を握りつぶし、「出陣じゃ。これは上意(将軍の命令)である。敵は本能寺にあり!」と軍を動かした。

6月2日早朝、本能寺で眠っていた信長は騒ぎで目を覚ます。乱から光秀の軍勢だと知らされると、自ら庭へ出て鉄砲や槍を手に応戦するが、多勢に無勢だった。乱に敵を食い止めるよう命じ、自らは燃え盛る堂内へ入る。そこには光秀、浅井長政(中島歩)、信澄の幻影が現れ、信長を翻弄した。信長は乱に「わしの首、決して敵の手に渡すでないぞ」と命じ、切腹のため膝をつく。目の前に現れた信勝の幻影は「われらの一生、ろくなものではございませんでしたな」と語りかけた。さらに、「わしが太陽になって、上様が作り上げたこの国を照らし続けまする」と語った秀吉と小一郎の姿が浮かび、信長はこれまでにない穏やかな笑みを浮かべ、「是非もなし」とつぶやいて脇差しを腹へ突き立てた。

配信元: iza!

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