孫と過ごす時間は楽しいものですが、幼い子どもの素直なひと言に、大人のほうが慌ててしまうこともあります。以前、私が何げなく教えた言葉を孫が思わぬ場面で口にし、冷や汗をかいた出来事がありました。
テレビを見ながら教えた「カツラ」という言葉
孫が家に遊びに来ると、私はよく一緒にテレビを見ます。ある日、バラエティー番組を観ていたときのことです。薄毛に見えるカツラをかぶったお笑い芸人が出演していました。孫が不思議そうに画面を見つめていたので、私は何げなく「孫ちゃん、あれはね、カツラなんだよ。おもしろいね」と伝えました。
すると孫は「カツラ?」という反応をしました。そのときは、ただ新しい言葉を覚えたのだろうと思い、深く考えていませんでした。
商業施設のエレベーターで嫌な予感
それから数日後、孫と一緒に商業施設へ出かけました。エレベーターに乗っていると、途中の階で扉が開き、頭髪の薄い方が乗ってこられました。私はその方を見た瞬間、なぜか少し嫌な予感がしました。
すると、まさにそのときです。孫がその方の頭を指差しながら、「カツラ?」と言ってしまったのです。
私は一瞬、頭が真っ白になりました。孫にはまったく悪気がないとわかっていましたが、その場にいた大人としては、どうしても気まずさを感じてしまいました。

