「糖尿病」による「吐き気」の特徴はご存知ですか?緊急性の高い吐き気の特徴も解説!

「糖尿病」による「吐き気」の特徴はご存知ですか?緊急性の高い吐き気の特徴も解説!

糖尿病で吐き気があるときの対応と受診の目安

糖尿病で吐き気があるときの対応と受診の目安

吐き気で緊急受診をした方がよいのはどのようなときですか?

食事や水分がほとんどとれない状態が続く場合や、嘔吐が止まらない場合は早めの受診が必要です。また、自己血糖測定を行っている場合は血糖値が高い状態が続くときも受診の目安です。特に、意識がはっきりしない、反応が鈍い、呼吸が深く速い、ぐったりして動けないといった変化がある場合は、救急受診を検討してください。小児は急速に悪化することがあるため、吐き気や嘔吐に加えて元気がない、眠りがちといった様子があれば、早めの対応が重要です。

糖尿病による吐き気では何科を受診すればよいですか?

糖尿病による吐き気がある場合は、まず内科を受診しましょう。可能であれば、糖尿病内科や内分泌内科が適しています。血糖やケトン体、電解質の状態を確認し、必要に応じて点滴やインスリンによる治療を行います。

意識がはっきりしない、呼びかけへの反応が鈍いなどの重い症状がある場合は、救急外来での対応が必要です。受診時には、血糖値の記録や食事量、嘔吐の回数、使用中の薬を伝えられると診療に役立ちます。

糖尿病の患者さんが日常生活で気を付けることを教えてください

まず、インスリンや内服薬を自己判断で中断しないことが基本です。体調を崩したときに備えて、シックデイの対応を主治医と確認しておきましょう。食事が十分にとれない日や吐き気がある日、発熱や下痢がある日などに、食事・水分・薬をどう調整するかを事前に決めておくと対応しやすくなります。

また、外出時には糖尿病であることがわかる情報を携帯しておくと、体調が急に悪くなったときの助けになります。吐き気や発熱などの体調不良時に誰へ連絡するか、どの病院を受診するかも確認しておくとよいでしょう。家族や同居している方にも、シックデイ時の対応を共有しておくことが大切です。

編集部まとめ

編集部まとめ

糖尿病は普段は症状に気付きにくい病気ですが、吐き気や嘔吐が出たときは、体内の状態が大きく崩れているサインの可能性があります。特に糖尿病性ケトアシドーシスは、早い対応が必要な緊急性の高い病態です。強い喉の渇きや多尿、深く速い呼吸、意識の変化を伴う場合は、通常の胃腸症状として扱わず、早めに受診を考えましょう。

体調を崩したときに慌てないために、日頃からシックデイ時の食事や水分、薬の扱いを主治医と確認しておきましょう。吐き気がある日や食事がとれない日にどう対応するかを決めておくと、重症化の予防につながります。ご家族とも対応を共有し、急な体調変化に気付きやすい環境を整えておくことも大切です。

参考文献

『糖尿病診療ガイドライン2024』(日本糖尿病学会)

『糖尿病合併症について』(日本糖尿病学会)

配信元: Medical DOC

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