「夕方に起こる頭痛」で考えられる”3つの原因”はご存じですか?対処法も医師が解説!

「夕方に起こる頭痛」で考えられる”3つの原因”はご存じですか?対処法も医師が解説!

夕方になると頭痛が起こる原因はどのようなものでしょうか。メディカルドック監修医が夕方に起こる頭痛で考えられる原因と対処法について解説します。気になる症状は迷わず病院を受診してください。

※この記事はメディカルドックにて『「夕方に頭痛」が起こる原因とは? “放置要注意のサイン”と対処法を医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

関口 雅則

監修医師:
関口 雅則(医師)

浜松医科大学医学部を卒業後、初期臨床研修を終了。その後、大学病院や市中病院で消化器内科医としてのキャリアを積み、現在に至る。内視鏡治療、炎症性腸疾患診療、消化管がんの化学療法を専門としている。消化器病専門医、消化器内視鏡専門医、総合内科専門医。

夕方に起こる頭痛で考えられる原因と対処法

夕方になると決まって頭が痛くなり、「疲れなのか病気なのか」と不安になる方も少なくありません。緊張型頭痛や片頭痛などの一次性頭痛が多い一方で、まれに重大な病気が隠れていることもあります。ここでは夕方に起こる頭痛の主な原因と、自宅での対処法、受診の目安などについて紹介します。

夕方に起こる頭痛の症状で考えられる原因と治し方

夕方に頭全体が重く締め付けられるように痛む場合、長時間のデスクワークやストレスで筋肉がこわばる緊張型頭痛が代表的です。首や肩のこりを伴い、入浴やストレッチ、こまめな休憩で和らぐことが多いです。
一方でほぼ毎日続く、頭痛薬が手放せないときは慢性緊張型頭痛の可能性があるため、頭痛外来や脳神経外科、神経内科で相談しましょう。

夕方から夜にかけて起こる頭痛の症状で考えられる原因と対処法

夕方から夜にかけてズキズキと脈打つ頭痛が出て光や音がつらい場合、片頭痛や群発頭痛が疑われます。寝不足や寝すぎ、空腹、ストレスの変動で悪化しやすく、発作時は暗く静かな部屋で安静にし頭を冷やすのが基本です。
痛みが強い、市販薬で抑えきれない、頻度が多いときは、頭痛外来や脳神経外科で治療薬や予防薬の相談をしましょう。

更年期の女性に夕方に起こる頭痛の症状で考えられる原因と治し方

40~50代女性で夕方に頭痛やほてり、イライラ、睡眠障害が重なる場合、更年期障害によるホルモンバランスの変化が関与していることがあります。女性ホルモンの揺らぎは片頭痛を悪化させやすく、仕事や家事の疲れが重なる夕方以降に痛みが強まることもあります。
症状が続くときは頭痛外来や脳神経外科とあわせて婦人科を受診し、更年期評価やホルモン補充療法の適応を相談しましょう。

「夕方の頭痛」症状についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「夕方の頭痛」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

日中は平気なのに17時頃から頭が痛くなるのは気圧の変化が原因なのでしょうか?

関口 雅則(医師)

17時頃からの頭痛は、気圧だけでなく、仕事や家事による疲労や同じ姿勢の継続、自律神経の乱れなども影響すると考えられています。片頭痛では気圧の変化が誘因になる報告もありますが、睡眠やストレス、ホルモン変動など複数の要因が重なって夕方の頭痛として現れることが多いです。そのため「気圧のせい」と決めつけず、頭痛の頻度や痛み方、生活リズムとの関係を記録しておくと診断の助けになります。

16時すぎからこめかみが痛くなることが多いです。頭痛薬は毎日飲んでも大丈夫ですか?

関口 雅則(医師)

こめかみのズキズキする痛みが続く場合、片頭痛や緊張型頭痛が背景にあることが多く、市販薬で一時的に和らいでも毎日の服用は推奨されません。日本頭痛学会関連の基準では、トリプタンなど一部の急性期薬を月10日以上使用すると薬物乱用頭痛の基準に該当し得えます。週に2~3回を超える頭痛や市販薬で十分に効かない場合には、頭痛外来や脳神経内科で原因評価と治療方針の相談が重要です。

夕方から夜間の頭痛が何日も続いているときは頭痛外来を受診すべきですか?

関口 雅則(医師)

数日~数週間にわたり、夕方から夜の頭痛が続く場合は、緊張型頭痛や片頭痛など慢性頭痛が背景にあることが少なくありません。「仕事終わりに必ず痛む」「市販薬が手放せない」「家事や育児に支障がある」といった状況は頭痛外来や脳神経外科を受診すべきサインです。なお、突然の激しい痛みや、麻痺・しびれ・ろれつ不良・意識障害を伴う場合は脳出血やくも膜下出血などの可能性があり、外来ではなく救急受診が必要です。

昼ご飯と晩ご飯の間に頭痛と貧血になりやすいです。血糖値が影響しているのでしょうか?

関口 雅則(医師)

昼から夕方に頭痛や「貧血っぽさ」を感じるときは、血糖値の変動や脱水、低血圧、自律神経の乱れなど複数の要因が関わっている可能性があります。食事間隔が開きすぎると血糖低下でだるさや頭痛が出やすく、カフェインや甘い菓子を繰り返し摂ると血糖変動が大きくなることも知られています。貧血が気になる場合は、内科で血液検査を受けて貧血や血糖、甲状腺機能の異常を確認し、食事のタイミングや水分摂取など生活習慣を見直すことが勧められます。

配信元: Medical DOC

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