大動脈解離になりやすい人の特徴
大動脈解離は、誰にでも起こりうる病気ではありますが、特に以下のような特徴をもつ人は発症リスクが高いため注意が必要です。
高齢の男性
大動脈解離は70歳以上の男性に多くみられます。加齢に伴い血管の壁が硬くもろくなりやすくなることが要因とされており、特に高血圧を合併している高齢男性は注意が必要です。
動脈硬化
動脈硬化は、大動脈の壁を脆弱にし、解離を起こしやすくする重要な危険因子です。高血圧・脂質異常症・糖尿病・喫煙・肥満などの生活習慣病が動脈硬化を進行させるため、これらを有する方では発症リスクが高まります。
特に喫煙は最も重要な危険因子の一つであり、禁煙によってリスクを下げることが可能です。予防には、バランスの取れた食事、適度な運動、規則正しい生活を心がけ、血圧や血糖値、コレステロール値を良好に保つことが重要です。
遺伝・先天性要因
マルファン症候群やエーラス・ダンロス症候群など、結合組織に異常を持つ遺伝性疾患では、血管壁が生まれつき弱いため、若年でも大動脈解離を発症することがあります。
また、家族に大動脈疾患の既往がある人もリスクが高く、定期的な検査が勧められます。
「大動脈解離の平均寿命」についてよくある質問
ここまで大動脈解離の平均寿命などを紹介しました。ここでは「大動脈解離の平均寿命」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
大動脈解離の好発年齢について教えてください。
監修医
大動脈解離は70代に多く、Stanford A型は60~70歳代、B型はより高齢層に多い傾向です。マルファン症候群など遺伝性疾患がある場合、30代など若年でも発症する可能性があります。
大動脈解離の手術に耐えられるのは何歳以上なのでしょうか?
監修医
年齢よりも全身状態が重要で、80歳代以上でも心臓や腎臓の機能が十分保たれていれば手術可能です。一方で、重い持病がある場合は、年齢が若くても手術リスクが高くなります。
大動脈解離の助かる確率は高いのでしょうか?
監修医
大動脈解離は、一般的な病気と比べて致死率が高い危険な疾患です。Stanford A型では緊急手術を受けた場合でも救命率は約70%前後で、迅速な対応が求められます。B型は合併症がなければ内科治療によって80〜90%が救命されますが、初期治療の遅れや合併症の有無によっては予後が大きく悪化します。症状の進行が早いため、「早期発見・早期治療」が命を左右する鍵となります。

