『となりのトトロ』は「宗教映画」? 海外の解釈が突く日本人の「無自覚な信仰心」

『となりのトトロ』は「宗教映画」? 海外の解釈が突く日本人の「無自覚な信仰心」

実は世界各地にある「素朴な信仰」を描いている?

一方で、『となりのトトロ』に描かれた感覚は日本特有のものではなく、世界各地に眠る「普遍的な自然崇拝」に通じるものだという指摘も目立つ。

「世界的にも原始宗教は素朴なアニミズムから始まっているので、トトロを原始宗教の精霊に見立てるのは間違っていないかも。世界三大宗教の様な教義や経典とかいうめんどくさい要素のない土着信仰は、日本以外でも世界各地に残っています」

『となりのトトロ』や、森の神々を描く『もののけ姫』といった作品が国境を越えて広く愛されているのも、言葉や教義としての宗教ではなく、人間の根底に共通する感覚を揺さぶるものがあるからといえるかもしれない。今回の議論は、「異なる文化圏からの視点」を通すことで、見慣れた作品にまだ知らない側面があることを意識させる機会となった。

配信元: iza!

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