「腹膜播種と腹水」についてよくある質問
ここまで腹膜播種と腹水についてを紹介しました。ここでは「腹膜播種と腹水」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
腹膜播種が進行するとどうなりますか?
和田 蔵人(医師)
腹膜播種が進行すると、がん細胞から産生される血管内皮増殖因子の影響により血管から水分がしみだしやすくなります。その結果、腹腔内に大量に腹水が溜まるようになります。大量の腹水がみられると、膨満感が出るようになり、さらに進行すると、食欲低下や息苦しさなどがみられます。
まとめ 腹部の膨満感が出てきたら、消化器内科で相談しよう
腹水が起こる原因はさまざまです。消化器系のがんや婦人科系のがんを含めさまざまながんによる腹膜播種や癌性腹水の可能性もあります。また、肝硬変やネフローゼ症候群、心不全などの内科系疾患で腹水が発生することもあります。いずれにしても、急におなかの張りが出てきて苦しくなったり、食欲が低下した場合、何かしらの病気が隠れている可能性が高いです。早めに医療機関を受診するようにしましょう。どこを受診すればよいかわからない場合には、消化器内科でまず相談するのが良いでしょう。

