がん予防の“新常識”とは? 酒は「ひかえる」、BMIは25以下――日本人ががんにならない『6つのポイント』

がん予防の“新常識”とは? 酒は「ひかえる」、BMIは25以下――日本人ががんにならない『6つのポイント』

「がんにならないために生活習慣には気を付けているつもりだけれど、本当に意味のある予防法は何だろう」と気になる人も多いのではないでしょうか。国立がん研究センターは、日本人向けの「科学的根拠に基づくがん予防法5+1」を最新のリスク評価に基づき見直し、ウェブページと情報冊子を刷新したと6月に発表しました。今回、お酒に関する推奨を「節酒」から「飲酒をひかえる」へ変更したほか、男性の適正BMIの上限も27から25へ引き下げました。この内容について中路先生に伺いました。

中路 幸之助

監修医師:
中路 幸之助(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター)

1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。

国立がん研究センターが発表した内容とは?

編集部

国立がん研究センターが発表した内容を教えてください。

中路先生

国立がん研究センターは6月3日、日本人向けの「科学的根拠に基づくがん予防法5+1」を見直し、内容をより分かりやすく刷新しました。この予防法は、たばこ、お酒、食生活、身体活動、体重、感染症の6つの生活習慣について、がんのリスクを減らすための実践方法をまとめたものです。
今回の見直しでは、お酒の項目がこれまでの「節酒する(ほどほど)」から「飲酒を控える(飲まない)」へと推奨が変更されました。少量の飲酒でもがんのリスクが高まることが分かってきたためです。
また、体重管理の目安となるBMI(体格指数)についても、男性の推奨上限が27から25へ引き下げられました。高くなるほど一部のがんのリスクが上昇することを踏まえた結果です。この改訂により、男女ともに21〜25の範囲が望ましいとされることとなりました。
国立がん研究センターは今後も、日本人に合った科学的根拠に基づく予防法の研究と情報発信を続けていくとしています。

「科学的根拠に基づくがん予防法5+1」とは?

編集部

「科学的根拠に基づくがん予防法5+1」について詳しく教えてください。

中路先生

科学的根拠に基づくがん予防法5+1」は、日本人を対象とした研究をもとに、がんのリスクを減らすための生活習慣をまとめた予防法です。研究班は、国内の研究結果を継続的に評価し、日本人に適した予防法へと内容を更新しています。
推奨されているのは、以下のとおりです。 1. たばこを吸わず受動喫煙も避ける
2. 飲酒をひかえる
3. 減塩や野菜・果物を意識した食生活を心掛ける
4. 熱い飲食物は冷ましてから食べる
5. 日常生活で体をよく動かし、適切な体重(BMI)を維持する
6. 感染症の検査や予防接種を受ける

これらは、毎日の生活の中で無理なく取り入れやすいがん予防の基本です。できることから生活習慣を見直し、がんのリスクを減らすための行動を今日から始めましょう。

配信元: Medical DOC

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