2026年サッカー・ワールドカップ(W杯)の準決勝が14日(日本時間15日)ダラス競技場で行われた。FIFAランキング2位のスペインと同3位のフランスという屈指の好カードは、スペインが2対0でフランスを完封。スペインは公式戦37試合無敗という驚異的な記録を打ち立てるとともに、初優勝を飾った2010年南アフリカ大会以来となる、4大会ぶり2度目の決勝進出を果たした。対するフランスは、2018年ロシア大会からの3大会連続となる決勝進出を逃す結果となった。
この準決勝からは、優勝トロフィーを連想させる鮮やかなメタリックゴールドを基調とした特別仕様の大会公式球「トリオンダ・ファイナル」が使用され、運命の一戦を華やかに彩った。
若き才能ヤマルが躍動、オヤルサバルが冷静に先制PKを沈める
試合が動いたのは前半22分だった。スペインの若き至宝ラミン・ヤマルがペナルティエリア内でドリブルを仕掛け、フランスのルーカス・ディニュからファウルを誘発してPKを獲得する。この絶好の先制機にキッカーを務めたのはミケル・オヤルサバル。重圧のかかる場面で見事に右隅のネットへボールを突き刺し、スペインが主導権を握った。
追いかける展開となったフランスにさらなるアクシデントが襲う。前半30分、守備の要であるウィリアム・サリバが負傷し、マクサンス・ラクロワとの交代を余儀なくされる。ボール保持率でもスペインが上回る中、フランスもマイケル・オリゼやアドリアン・ラビオを中心にカウンターから反撃の糸口を探るが、スペインの牙城を崩すには至らず、前半はスペインの1点リードで折り返した。
オルモとポロの華麗な連携がフランスの息の根を止める
後半に入ってもスペインの優位は揺るがなかった。そして後半13分、スペインが決定的な追加点を奪う。ダニ・オルモとの息の合った華麗なワンツーパスからペドロ・ポロが見事に最終ラインを抜け出し、そのままゴールネットを揺らした。スペインの完璧な連携がフランスの堅陣を鮮やかに切り裂いた瞬間だった。
2点差を追うフランスのディディエ・デシャン監督は、ブラッドリー・バルコラに代えてデジレ・ドゥエを投入。さらに後半27分にはディニュとオリゼを下げてテオ・エルナンデスとラヤン・シェルキを同時投入し、なりふり構わぬ猛攻へと打って出る。

