修理の楽しさ

「たくさん修理するところがあって大変そうだな・・・」と傘を眺める私(しばちゃん)です。
しかし田中さんは修理作業にも楽しさを見出していました。

“歳”を重ねて色褪せた部分を塗り直します。修理しながら他の職人さんが作った傘から学ぶことがあるそうです。

様々な道具を駆使して修復します。模様の大きさや色使いが微妙に違うことからそれぞれの時代を感じて、伝統が続いていることを実感するそうです。

こうして綺麗になった傘を田中さんは「いってらっしゃい」という気持ちで送り出すそうです。
このお話を聞くと、なんだか傘がまたお祭りで活躍できることに“心を躍らせている”ように思えてきます。
未来の後継者へ向けて

今年はなんとか間に合いましたが、将来的な傘の供給に不安が残ります。
これから傘づくりに興味を持ってくださる方へのメッセージを田中さんに伺うと、
「亡くなった職人が大切にしていた3つのことを同様に大切にしてほしい」と話してくれました。
それは、
①作るときに使う道具を大切にすること。
②踊り子の笑顔を思い浮かべながら作ること。
③焦らず丁寧に作ること。
「傘づくりは大変なこともあるけれど綺麗に仕上がると嬉しく、傘を使って楽しそうにする踊り子を見ると喜びを感じますよ」と仰っていました。
踊り子の増加と作り手の育成で、お祭りの益々の発展を願うばかりです。

