友人Aは結婚する時、「子どもができたら必要になるから」と嫁入り道具としてミシンを持たされましたが、長年使わずにいたそのミシンを処分した時、Aはある思い込みに気づいたのです。
嫁入り道具
Aがミシンを粗大ごみに出したのは、結婚して何十年もたってからでした。
そのミシンは、結婚する際に嫁入り道具として持たされたものでした。
「子どもができたら必要になるから」
母にそう言われ、Aも特に疑問を持ちませんでした。
当時は、結婚した女性が家事や育児を担うのが当たり前とされていた時代です。
子どもが生まれたら母親が手作りの物を用意する。
そんな考え方も、ごく自然なものとして受け入れられていました。
苦手な裁縫
ところがAは、もともと裁縫が得意ではありませんでした。
子どもの入園準備で袋類が必要になった時も、自分で作る自信がありません。
結局、実母に頼んで作ってもらうことになったのです。
ミシンを使ったのは、その前後に数回程度。
せっかくミシンがあるにもかかわらず、押し入れにしまわれたまま年月が過ぎていきました。
その後も雑巾を作るくらいで出番はほとんどありません。
掃除のたびに目に入るものの「いつか使うかもしれない」と処分できずにいたのです。

