“マダニ”感染症「SFTS」、患者報告数は今年すでに90人…身を守るためにできること

“マダニ”感染症「SFTS」、患者報告数は今年すでに90人…身を守るためにできること

内容への受け止めは?

編集部

国立健康危機管理研究機構が発表した内容への受け止めを教えてください。

吉野先生

今回の報告で重要なのは、SFTSが一部地域だけの特殊な感染症ではなく、野外活動や農作業、庭仕事など、日常生活の中で注意すべき感染症になってきているという点です。患者報告数は近年増加傾向にあり、西日本だけでなく東日本からの報告もみられています。

SFTSは、初期には発熱、倦怠感、吐き気、下痢など、ほかの感染症と区別しにくい症状で始まることがあります。一方で、高齢者や基礎疾患のある人では重症化することがあるため、早期受診が大切です。また、最も重要な対策は、マダニに刺されないよう予防することです。

過度に怖がる必要はありませんが、「草むらや畑では肌を出さない」「吸着したマダニを無理に取らない」「発熱などがあればマダニ曝露の可能性を医師に伝える」といった基本的な行動を徹底することが重要です。レジャーや農作業の機会が増える季節には、地域を問わず注意喚起を続ける必要があると考えます。

編集部まとめ

今回は、SFTSに関する発表内容とマダニ対策について紹介しました。野外活動の後は上着や作業着を家の中に持ち込まない、入浴のときに体をチェックする、虫よけ剤を上手に取り入れるなど、日々のちょっとした心がけが感染予防につながります。できることから対策を続けていきましょう。

配信元: Medical DOC

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