善意だと思っていた誘いには、思わぬ裏が隠されていました──。
何度も誘われた別荘
ママ友のM美は、とにかく自慢好き。
夏になると、義実家が所有している避暑地の別荘の話が止まりません。
私も「うちの別荘に来ない? ホテルより安く泊まれるよ」と何度も誘われました。
最初は「気を遣うし、悪いから」と断っていたのですが、「絶対楽しいからおいでよ!」と何度も勧められ、あまりの熱心さに根負けした私は、子どもを連れて数日間お世話になることに。
事前に提示された滞在費はきちんと支払い、ほとんど普通の旅行と同じ感覚で当日を迎えたのですが……。
どんどん積み重なる違和感
ところが、到着したその日から違和感がありました。
夕食の買い出しを皮切りに、「料理もお願い」、翌朝は「朝ごはん作って子どもたちに食べさせておいて」、食後は「洗い物もよろしくね」と、M美は家事という家事を私に押し付けてきたのです。
気づけば働いているのは私ばかり。
M美は悠々とソファーに寝転び、スマホをいじっているだけ。
さすがに不満を口にすると、M美は「格安で泊まらせてあげてるんだから、それくらいしてもらわないと困るじゃない」と笑いながら言いました。
「でもそれなりの滞在費は払ってるよね?」と反論しても、「十分安いでしょ? 本当はあんな値段じゃ泊まれない場所なのよ」と悪びれる様子もありません。
誘いを受けて来たつもりが、まるで使用人のような扱いをされ、怒りと呆れで言葉も出ませんでした。

