義父の登場で明らかになった事実
事態が動いたのは、その日の午後のこと。
別荘の所有者であるM美の義父が、様子を見に現れたのです。
一人キッチンで働く私を見て驚いた義父に、正直に事情を話すと、義父の表情が一変しました。
「お客から滞在費を取っているのか? その上、買い出しや掃除までさせるなんて」と厳しく問いただされ、いつも強気なM美も何も言い返せません。
義父は「ここはお客をもてなすための場所だ。働かせるなんて、とんでもないことだぞ」とM美を叱り、私たちに何度も頭を下げてくださいました。
最初から利用するつもりだった
気まずいまま帰宅した後、M美とは自然に距離を置くようになりました。
後から考えると、あれほどしつこく誘ってきたのも、滞在費を受け取ったうえで家事や買い出しを私に任せ、自分は楽をするつもりだったのでしょう。
旅行に誘ったのではなく、都合のいい手伝い役を探していただけだったのかと思うと、とても残念な気持ちです。

