展覧会の主役は一体誰なのか?
展示風景
展覧会タイトルに「ゴッホ」とあるとおり、ファン・ゴッホの作品は大きな見どころです。「印象派の画家たち」も間違いなく重要。ですが、本展の主役はファン・ゴッホでも印象派でもない、というのが私の率直な感想です。
本展には、「近代の画家たちがバトンを受け渡し、紡いできた壮大なストーリー」が流れています。ときにファン・ゴッホのような異端児を生みつつ、画家たちがどのようにバトンをつなぎ、美術の可能性を広げてきたかがわかる内容です。
エドゥアール・マネ《アスパラガスの束》1880年 油彩、カンヴァス
Édouard Manet《A Bunch of Asparagus》1880, Oil on canvas
展覧会の最終章では、20世紀の画家に注目します。マティスに始まりユトリロに終わる本章を見終わったら、できれば最初の展示室に戻ってイザベイやクールベ、ブーダンの風景画を見てほしい…。約1世紀の間にどれほど美術が変化したのか、一目瞭然です。
どうしてもファン・ゴッホのように名の知られた画家に注目が集まりやすいですが、本展を鑑賞すると、どんな画家にも果たした偉業があることがわかります。展示作品は70点と比較的コンパクトな本展。ぜひ1つ1つの作品を深く味わっていただければ幸いです。
【ミュージアムショップ情報】チロルチョコがお土産にぴったり!

展覧会のミュージアムショップで見かけることが増えてきたチロルチョコ。本展でもファン・ゴッホ《跳ね橋》やマネ《アスパラガスの束》など目玉作品が包み紙となったチロルチョコが登場しました。

1つ150円とお求めやすい価格ですし、話題性もあってお土産にもちょうど良さそう。食に対して保守的な私としては、食べたことがあって知っている味なのが地味に嬉しいです。
