もやしを食べる際の注意点

生食を避ける
もやしは衛生的な工場で栽培されていますが、暗く高温多湿な環境のため、菌が付着しやすく、食中毒のリスクがあります。海外ではもやしを生で食べる文化もあるようですが、国内では加熱調理を前提に生産されています。加熱することで青臭さが取れ、食感もよくなります。「生食可能」の記載がない限りは必ず加熱し、安全に美味しくいただきましょう。
加熱しすぎない
加熱しすぎると、特有のシャキシャキ感が損なわれたり、栄養素が流出する可能性があります。炒める場合は、よく熱したフライパンで手早く炒めましょう。茹でる場合は、たっぷりのお湯でさっと茹でます。茹でた後に水にさらすと水っぽくなったり、栄養素の流出につながります。ザルやバットに上げ粗熱を取ると、食感を残すことができます。
鮮度を確認する
もやしは水分が多く、衝撃や温度変化に弱く、傷みやすい食品です。新鮮なもやしは、色が白くハリがあり、手に取ったときにパリッと硬い感触があります。
茶色く変色している、袋の中に水が溜まっている、ハリがなくくたくたしている、ぬめりや酸っぱい臭いがあるものは、鮮度が低下し傷んでいるサインです。調理前には、必ず鮮度を確認し、傷みが見られる場合は使用を避けましょう。また購入後は、できるだけ早く使い切るように心がけましょう。
「もやしの保存方法」についてよくある質問

ここまでもやしの効果を紹介しました。ここでは「もやしの保存方法」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
もやしを長く保存する方法はありますか
越川 愛子 医師
もやしをできるだけ長く保存したい場合は、冷凍保存がおすすめです。さっと下茹でして粗熱を取り、水気をしっかり拭き取ってから小分けにして冷凍すると、品質の劣化を抑えやすくなります。冷凍したもやしは食感がしんなりしやすいため、味噌汁やスープ、炒め物などの加熱料理に使うと美味しく食べられます。
シャキシャキとした食感を重視する場合は、保存期間は短くなりますが冷蔵保存が適しています。袋のまま保存する場合は、袋に数か所穴を開けて冷蔵庫に入れると、内部に水分がこもりにくくなります。
保存容器に移し替えて水に浸して保存する方法もありますが、毎日水を交換する必要があり、長期保存には向きません。あくまで一時的な保存方法として、早めに使い切ることを心がけましょう。
また、短時間加熱してから冷蔵保存する方法もあります。水洗いして水気を切ったもやしを、電子レンジ対応の保存袋に入れ、口を少し開けた状態で600Wで約15秒加熱します。粗熱が取れたらできるだけ空気を抜いて封をし、冷蔵庫で保存してください。いずれの方法でも、保存期間の目安は1週間以内とし、早めに使い切ることが大切です。

