タブレットやスマホの所有権は「すべて親のもの」にする
それから、スマホやタブレットの扱い方について解説します。これは「携帯電話をいつから持たせるか」という質問にも通じますが、親も使いたいから2台、兄弟がいれば3台、という家庭もあると思います。
ただし、台数がいくつあっても「すべて親のもの」としておきましょう。“親のものを貸してあげる”という形にするのです。子どもが「自分のもの」と思うと、自分の自由に使いたくなるからです。
でも、「お母さんのスマホを貸してもらっている」という感覚なら、親のルールが通りやすいです。実際、お金を払っているのは親だからです。
「じゃあ、お母さんのタブレットを貸してあげるね。今日は何本見る? 3本にする?」と本人に選ばせるのがいいでしょう。
もちろん、「そもそもYouTubeなんて見せる必要はない」と言う人もいます。でも、実際にはそうもいきません。
YouTubeやテレビを見せている間は、子どもがおとなしくしてくれることが多く、手が離せない時や外食の時、電車の中で騒ぐ時に見せるのは悪いことだとは思いません。
ただし、一日中見せっぱなしは良くありません。いろんな子どもを見ていると、YouTubeを見始めると、パズルやレゴ、積み木などよりもYouTubeの方が楽しくなってしまい、そうした遊びに戻れなくなることがあります。
そして、「自分で“あと3本見たらおしまい”と決めたのにかんしゃくを起こした」場合。これは定型発達の子でも、どんな子でも同じです。
どんなにかんしゃくを起こしても、親は譲らないことが重要です。「3本だけって、さっき決めたでしょ」と毅然と伝えます。
その日は大バトルになるかもしれませんが、ここは“根比べ”です。どうしても耐えられない時は、親が耳栓をしてでも構いません。どんなに騒いでも「もうダメなんだな」と学ばせる必要があります。
YouTubeを見るのが“こだわり”なのか“わがまま”なのかは分かりませんが、そこは心を鬼にして、「どんなに泣いても3本は3本」と貫きましょう。その積み重ねが、結果的にお互いを楽にします。
