筆者の5歳の息子がサメのぬいぐるみ「ジョーズ」をうっかり公園に置き忘れ──見知らぬ女の子の優しさに触れた息子自身が、「大切なもの」の意味を体いっぱいに感じた一日の出来事をご紹介します。
ぬいぐるみ「ジョーズ」は息子の大親友
うちの5歳の息子には、サメのぬいぐるみ「ジョーズ」という大親友がいます。
ある日も「ジョーズと一緒なら冒険みたい!」とリュックに詰めて近所の公園へ。滑り台ではぎゅっと抱えて一緒に滑り、ブランコでは隣の席に座らせて「見ててね!」と声をかける。砂場でも遊具でも、どこへ行くにも片時も離さない仲です。親の私から見ても、ジョーズは息子にとってただのおもちゃではなく、本物の「相棒」なのだと伝わってくるほどでした。
ジョーズ、公園に置き去り事件
ところがお友だちとフリスビー遊びが始まると、「ジョーズ、ちょっとここで待ってて」とベンチの下にそっと置いたまま夢中になってしまいました。帰り際、慌ただしくリュックを背負って帰宅した私たち。まさかあの瞬間が「事件」の始まりになるとは、そのときは思ってもいませんでした。
お昼寝から目覚めた息子が「ジョーズがいない!」と大泣き。リュックの中、玄関、部屋中を探してもどこにもいません。慌てて公園へ戻り、ベンチの下、芝生の上、遊具の周りを二人で必死に探し回りました。

