食育、実は大人の話でもあった
食育というと子ども向けのイメージが強いかもしれませんが、実は今、朝ごはんを食べない割合が高いのは20〜30代の「働く世代」だというデータがあります。忙しいほど食が後回しになりがちなのは、正直なところ私自身も心当たりがあります。
今回の改正では、こうした大人世代へのアプローチを強化するため、「大学」や「職場」も食育の場として新たに位置づけられました。企業と行政が連携して食育に取り組む動きも広がっています。
職場や身の回りで食に関するイベントなどを見かけたら、ちょっと覗いてみる。そのくらいの気軽さで十分なのではないかと思います。
「食卓と生産現場の距離を縮める」が今後5年のテーマ
2026年6月、食育をこれから5年間どう進めていくかをまとめた「第5次食育推進基本計画」が決定されました。そこで掲げられているテーマのひとつが、「国民の食卓と生産現場の距離を縮めること」です。
これまで、食卓と農業・漁業の現場との関係性は薄れがちだと言われてきました。今回の計画では、この距離を縮めていくことが、今後5年間で特に取り組むべき柱のひとつに位置づけられています。
私自身も、地場産品や国産品を見かけたときに、少し手に取ってみようかなと思うことがあります。あるいは、産直市場やイベントなどで、作り手の話に触れる機会があれば、それもひとつのきっかけになるのかもしれません。

