最後に:やってはいけないことについて
慢性的な叱責や、予測できないかかわりは、ストレスホルモン(コルチゾール)の過剰分泌を招き、記憶に関わる海馬の発達に悪影響を及ぼすことがわかっています。
怒ってしまったあと、落ち着いてから「なぜ怒ったか」を言葉で伝えているというコメントがありましたが、これは感情調整を学ぶ機会として、脳科学的にも非常に理にかなっています。
特別なプログラムは必要ありません。毎日のふれあい・会話・絵本の積み重ねが、子どもの脳を着実に開いていきます。
ママ・パパの自己犠牲は悪循環のもと。「子どものため!」と頑張る育児は実は間違い【小児脳科学者】
ハグ、声かけ、読み聞かせや能動的に音楽を楽しむことは、子どもの脳にいいことが脳科学の面からも認められていることなのですね。ぜひ毎日のふれあいを大切にしていきたいですね。
(取材・文/橋本真理子、たまひよONLINE編集部)
細田千尋さん

PROFILE)
医学博士・認知科学者・脳科学者。慶應義塾大学大学院教授および、東北大学加齢医学研究所、東北大学大学院情報科学研究科准教授。内閣府 moonshot研究目標9プロジェクトマネージャーなど複数の研究代表を務める。文部科学省中央教育審議会教育課程部会委員。近著に『幸せを手にできる脳の最適解〜ウェルビーイングを実現するレッスン』(KADOKAWA)など。3児の母。
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2026年4月の情報であり、現在と異なる場合があります。
