1.鎖骨
人間には肩と腕をつなぐしっかりした鎖骨がありますが、猫には人間と同じような鎖骨はありません。正確には、小さな鎖骨はあるものの、他の骨とはつながっておらず、自由に動く状態になっています。つまり、退化しているのです。
鎖骨が発達していない体のおかげで、猫は肩幅を狭めることができ、頭が通るほどの隙間なら体も通り抜けやすくなっています。また、ジャンプした際の衝撃も体全体で受け止めやすく、木登りや高い場所への移動にも役立っています
「猫は頭が入れば体も入る」といわれることがありますが、その理由のひとつがこの鎖骨の構造なのです。しなやかな動きや柔軟性は、猫ならではの体の特徴といえるでしょう。
2.眉毛
続いて挙げられるのが「眉毛」。猫には人間のような眉毛はありません。一応、眉毛の代わりに目の上には長い毛が数本生えています。これは「触毛(しょくもう)」と呼ばれる感覚器官の一種で、別名「眉ひげ」とも呼ばれています。空気の流れや障害物を感じ取る役割があり、暗い場所でも周囲の状況を把握するのに役立っています。人間の眉毛とはだいぶ役割が違う部位になります。
余談ですが、人間の眉毛の役割は汗や雨が目に入るのを防ぐことです。しかし、全身が毛で覆われている猫にはあまり必要性がないため、人間のような眉毛は存在しないと考えられています。

