そうため息をつくのは、都内在住のパート主婦・安西さくらさん(仮名・41歳)。義父母とはこれまで、つかず離れずの程よい距離感を保ちながら平穏に暮らしていましたが、昨年の秋、関係性が一変する出来事が勃発!きっかけは、長男・浩太くん(仮名)の修学旅行でした。
中2の息子が修学旅行へ出発!
義父母が暮らすのは、さくらさん宅から車で10分ほどの場所。近距離ではあるものの、過剰に干渉してくることもなく、さくらさんは心地よい距離感だと感じていました。「長期連休にみんなで集まって外食に行くくらいの間柄でした。お互いに干渉しすぎない関係で楽でした」
そんなある日、中学2年生の息子・浩太くんが修学旅行で奈良に行くことに。友人たちとの初めての旅行に、浩太くんは出発前から大はしゃぎだったそうです。
「ハイテンションで、私の両親や義父母にわざわざ自分から電話をかけて『お土産買ってくるね! 何がいい?』って聞いていました。健気な優しさが微笑ましかったです」
「修学旅行のお土産を買い忘れた」と義父に謝罪したら…
ところが、この“お土産”が、義父母との関係性を変える大きな火種となってしまいます。旅行当日も興奮しっぱなしだった浩太くん。なんと楽しさのあまり、家族や義父母へのお土産を買い忘れてしまいました。「私と夫は『お土産なんていいから、楽しんで無事に帰ってきてくれたらそれで十分』と思っていました。でも、息子は大ショックだったようで……」
「どうしよう、おじいちゃんたちへのお土産も買い忘れちゃった」と落ち込む浩太くん。さくらさん夫婦は「おじいちゃんたちも、浩太の楽しいお土産話が一番のプレゼントだと思うよ。正直に忘れたことを謝って、旅の思い出をたくさん話してあげよう」と励ましました。
修学旅行から帰ってきたら会おう。義父母とは事前にそう約束していたため、修学旅行の翌週末、さくらさん一家は義父母宅を訪問しました。しかし、家に入るなり、義父の口から信じられない言葉が飛び出します。
「あれ? 修学旅行は予定通り、行けたのか?」。義父は浩太くんの手にお土産袋がないのを見て、トゲのある言い方をしてきたのです。
義父の本心を察した浩太くんは、キュッと身をすくませて「実は、お土産買うの忘れちゃって……ごめんなさい」と謝罪したそう。「まぁ、そんなこともあるさ」と笑って許してもらえるだろう。さくらさんはそう思い、少し離れた場所から2人の様子を見守っていました。
ところが、義父の反応は予想を裏切るものでした。「おじいちゃんと約束したのに忘れたのか? おじいちゃんはすごく悲しい。浩太のことは、もう信用できないな」と、孫相手に本気で拗ね始めてしまったのです。

