「大腸カメラ」を怖くて先延ばしにしていませんか? 40歳から受けたい理由を医師が解説

「大腸カメラ」を怖くて先延ばしにしていませんか? 40歳から受けたい理由を医師が解説

「怖い」と感じる人へ… 検査の負担を減らす方法

「怖い」と感じる人へ… 検査の負担を減らす方法

編集部

検査機器や技術も進歩し、「精度は高く、苦痛は少なくなっている」と聞きました。

豊田先生

そのとおりです。近年は内視鏡機器の性能が向上し、機器自体が細く柔らかくなり、高解像度の画像で粘膜の状態を詳しく観察できるようになっています。微細な血管の変化や粘膜の模様などを確認することで、小さな病変の発見につながる場合もあります。また、医師の技術向上によって、腸を不必要に伸ばさずに挿入する方法が普及し、苦痛を軽減できるようになりました。

編集部

それでも、怖くて先延ばしにしている人は多いのではないでしょうか?

豊田先生

残念ながら、先延ばしにしている人は少なくありません。実際に当院にも、「10年以上受けられなかった」「怖くて予約できなかった」「昔受けた検査がつらかった」と言う患者さんが多く訪れます。しかし、検査後に「思っていたより楽だった」と話す人が大半です。不安が強い人には鎮静剤を使用し、ウトウト眠っているような状態で検査を受けてもらうことも可能です。検査への恐怖心だけで、大切な検査を先延ばしにしないでもらいたいと思います。

編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

豊田先生

大腸がんは日本人に極めて多いがんですが、早期発見・早期治療が可能であり、ポリープ切除によって予防も期待できる病気です。私がこれまでがんの専門施設で診療を行ってきた中で、「もっと早く検査を受けていれば」と話す患者さんを数多く見てきました。
大腸カメラは楽な検査ではありません。しかし、その負担は一時的です。一方で、大腸がんを見逃した場合の影響は決して小さくありません。便潜血陽性を指摘された人、40歳をすぎて一度も検査を受けたことがない人、気になる症状がある人は、ぜひ一度医師に相談してください。大切なのは、「怖いから受けない」のではなく「怖いからこそ相談する」という一歩です。

編集部まとめ

大腸カメラ検査は、大腸がんやポリープなどの病気を早期に発見するために重要な検査です。近年は内視鏡機器や検査技術の進歩によって、以前よりも検査の負担を軽減する取り組みが進んでいます。症状がある場合だけでなく、検診などをきっかけに検査を受けることで早期発見につながる可能性もあります。不安がある場合は、医師に相談しながら検査を検討することが大切です。

配信元: Medical DOC

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