期外収縮の原因

期外収縮は、心臓の病気だけでなく、疲労やストレス、生活習慣の影響で起こることもあります。ここでは、期外収縮の主な原因を解説します。
心疾患
期外収縮は、心臓の病気が背景にあって起こることがあります。例えば、狭心症や心筋梗塞などの冠動脈疾患、心不全、心筋症、弁膜症などでは、心臓に負担がかかり、電気信号が乱れやすくなることがあります。
特に心室性期外収縮では、心疾患の有無を確認することが重要です。単発で少ない場合は経過観察になることもありますが、回数が多い場合、連続して出る場合、心臓の機能低下を伴う場合には、より詳しい検査や治療が必要になることがあります。
自律神経の乱れやストレス
期外収縮は、心臓の病気がなくても起こることがあります。睡眠不足、疲労、精神的ストレス、緊張、飲酒、カフェインのとりすぎなどは、期外収縮を増やすきっかけになることがあります。
自律神経は心拍のリズムに関わっているため、ストレスや生活リズムの乱れによって交感神経が高ぶると、脈の乱れを感じやすくなる場合があります。忙しい時期や寝不足が続いたときに動悸を感じやすくなるのは、この影響が関係していることがあります。
期外収縮の危険性と注意すべきサイン

期外収縮は心配の少ない場合もありますが、症状や背景によっては注意が必要です。
心配のない期外収縮
期外収縮は、健康な方にもみられる不整脈です。症状が軽く、回数が少なく、心臓に明らかな病気がない場合には、経過観察となることも少なくありません。
例えば、疲れたときや寝不足のとき、ストレスが強いとき、飲酒やカフェイン摂取の後に一時的に動悸を感じる場合があります。このような期外収縮は、生活習慣の影響で増えることもあり、休息や睡眠、飲酒・カフェインの調整で落ち着くことがあります。
ただし、心配ないかどうかは症状だけでは判断しにくい場合があります。初めて強い動悸を感じた場合や、不安が続く場合には、一度心電図検査などで確認しておくとよいでしょう。
注意が必要な期外収縮の症状
期外収縮のなかには、背景に心臓の病気が隠れていたり、治療が必要になったりするものもあります。特に、動悸が頻回に続く場合、脈の乱れが長く続く場合、胸痛や息切れを伴う場合には治療の必要があることもあります。
また、めまい、ふらつき、失神を伴う場合や、運動中に症状が出る場合も早めに受診するとよいでしょう。心筋梗塞や心不全、心筋症、弁膜症などがある方では、期外収縮の意味合いが変わることがあるため、自己判断せず循環器内科で相談することが大切です。

